母の日☆ | 空の行方☆

母の日☆




今日は母の日。






数日前までは覚えていたのに、当日になるとすっかり忘れてる(笑)。





ワタシって人の誕生日も、自分の誕生日も、

はたまた結婚記念日も忘れちゃう人なのね。

ダメだな~って思うんだけど、時間や年月の観念が薄いんだろうな~。





でも自分の誕生日とかに、ふと「おめでとう♪」なんて言われると、

すっごく嬉しくなっちゃうんだから、

ワタシもそんな心遣いができるようにしなきゃな~なんて、改めて反省致します(汗;)。










話を元に戻しますと、今日は母の日。

ワタシにも母がいます。





ワタシは1歳の時に父を亡くしてから結婚するまで、ずっと母と二人で生きてきました。

父のことはまったく覚えていません。

兄弟もいなかったので、ワタシには母しかいなかった。





愛情深い人で、早くに父を亡くしたけれど、

それでもワタシのことを考え、再婚もしなかった。

ワタシの成長だけが生きがいのような人生。

完璧主義で、なんでもキチンとしていないと気がすまなくて、

ユルユルな娘のすることに我慢ができず、スグに手を出してしまうw

結果、娘は誰かがいないとなんにもできないような甘えたな人間になってしまいました(笑)。





ワタシが結婚してからは、孫の世話を焼くのが唯一の楽しみ。

一番上の姫なんかは、仕事をしていたワタシに替わって、母が育てたようなもんですw

長男に嫁いだワタシに、






「ワタシのことは心配せんでいいから、

 向こうのお父さん、お母さんを大切にしなさい。」






そう言っていた母。

ワタシにとって、なんの躊躇もなく甘えられる存在だった。

彼女の傍にいれば、ワタシは自分が母になっていたとしても、

いつまでも甘えたの子供でいられた。

凛とした厳しさを持っている人ではあったけれど、最後には全てを許し受け止めてくれる存在。






それが数年前、脳溢血で半身不随になってしまいました。






時々、子供のように泣きじゃくる母。

本人が一番ショックだったんだと思う。

だけど、ワタシもかなりまいっていました。

トイレにも一人で行けない母の介護も大変だったけど、

それ以上に、





「もう、ワタシの事を無条件で愛してくれて、甘えさせてくれる人はいなくなった」





その事実が辛かった。

ホントに自分勝手だね、ワタシ。





「もうこんな身体になって生きていたくない。

 お母ちゃんのところに行かせて!!」





そう言う母に、





「そんな事言わないでよ!

 死にたいって言ったって、死ねないんだから頑張るしかないでしょ!」





そう叱るワタシ。

鬼のような娘です。

どう接してあげたらいいのかわからなかった。

自分の気持ちをどう整理すればいいのか、混乱していた。

きっとお互いがそうだったんだと思う。





でもね、いろんなことを積み重ねながら、

ちょっとずつ、ちょっとずつ自分の気持ちに折り合いをつけていって、

今は穏やかに過ごせています、とりあえず。





トイレにも一人で行けるようになって、ワタシもまた働きにいけるまでになった。

子供たちも大きくなったので、母のご飯を任せて、スーを追いかけることもできる。





あまり口数の多くなかった母が、言語障害のため、もっと口数が減った。

母は今、何を思っているんだろう?





AB型の母は、時々ケンちゃんと似ているな~と思うことがあるw





何を考えているのかわからない。

でも、何か一本自分の中に筋を通していて、それは誰に何を言われてもブレない。

人の言動に惑わされることなく、「自分」というものをちゃんと持っている。

世間や周りの人を冷めた目で見ているところもあるけど、情は深く、義理堅い。

自分が受けた恩は決して忘れないで、誠心誠意、その恩に報いようとする。

自分は傷ついても、人を傷つけるよりはマシだと考えているけど、

妙に冷静で「ココまで」と一本線を引くと、それ以上は何があっても踏み込まない。

そのクセ、「この人」と決めた人には、とことん大きな器で受け止めてくれる。





ワタシはケンちゃんに「母」を見ているのかもしれないな~。





だからこんなにも恋しいのかもしれない。

きっとまだ、「親離れ」ができてないんだね(苦笑;)。





もう以前のように甘えることはできない。

今度はワタシが母を受け止めていかなくてはいけないのだ。





でもね、甘えたなワタシはやっぱり甘えたくて・・・・・・。





ケンちゃんに・・・・ココにいるみんなに・・・・・ワタシの周りにいる人たちに甘えながら生きてる。





だから「母の日」は、ワタシにとって、みんなに感謝する日。





みんな、ありがとう!!

こんなワタシを甘えさせてくれて、受け止めてくれるみんなが大好きだよ♪






そして、不自由な身体になっても、

やっぱりワタシの心の拠りどころになってくれている母に、ありがとう♪









今朝、携帯にメールが届いた。




「これからも、そのままで元気な『お母さん』続けて下さいドキドキ おめでとうドキドキ




母の日に子供たち以外から、お祝いの言葉をもらえるなんて思ってなかったから、

ホントに嬉しかった♪




ありがとね、たみしゃん♪

このたみしゃんからのメールで「母の日」を思い出しました~(笑)。