だいたい、というかほぼ全て革靴を買うとハーフラバーを貼ります。

革底にハーフラバーを貼るのには賛否両論あります。メリットは滑らなくなるし、雨の日に水が染みないし、底が減らなくなる、というのがります。靴の底が減らなくなるというのは大阪弁ではチビらなくなる、と言います。この写真でわかるようにかかとにもチビらないようにゴムを貼っています。
むかし阪神巨人だったか、他の漫才師だったか忘れましたが、デコボココンビの漫才師の漫才ネタで、「カネ打ってある」というのがありました。そう、かかとが減らないように鉄の金具を打ち付けて、歩く度にチャリチャリなるヒトが昔はよくいたのですが、今は見なくなりましたね。
ほんで、ハーフラバーの賛否の否定派は何と言うかというと、革底の意味がない、それならゴム底でええがな、と言うことに尽きると思います。でも、ゴム底は味気ないのです。加水分解もします。私は割れたゴム底にもハーフラバー貼って補習します。
こういうセットが売っていますが、割高なので、
ちなみに、接着剤はゼッタイにこのダイアボンドを使います。他に選択肢はありません。
これは前にも言いましたが、自転車のチューブラータイヤを貼るときと同じです。接着剤で革底とハーフラバーを接着するのではなくて、靴の底に塗った接着剤の層とハーフラバーに塗った接着剤の層とをくっ付けるのです。で、その層に弾力があるからソールを曲げても剥がれないのです。接着力の問題ならアロンアルファ等もっと強いモノがいっぱいあるでしょうが、靴底は絶えず曲げたり伸ばしたりするのです。弾力を保っていられるのでこのダイアボンドが優れているのです。たぶん。
ということで、それ故、ある程度の厚さのボンドの層が必要になります。
ここに自分でやる意味があります。お店でやってもらうと確かに綺麗です。しかし、ダイアボンドを薄く塗るので爪先から剥がれて来ます。けっこう確実に剥がれてきます。私はお店に出すことはありませんがハーフラバーを既に貼って売っている商品を買うことはあります。これが必ず剥がれてくるのです。ダイアボンドの在庫が家にあるので剥がれても直せますが、剥がれてきます。ある程度の厚さがあればよっぽどのことがなければ剥がれません。自分で貼ったヤツは剥がれたことがありません。ちなみに1足分ハーフラバーを張るのにボンドは2本使います。
では、自分で綺麗に貼れるか?というと、だいたい何とかなります。何と言っても、手にとって繁々と眺めることはないのです。フツーに立った位置から眺めるので多少雑でもわかりません。はみ出た分をヤスリで磨いてコバコートを塗れば綺麗になります。すり減った爪先もシューグーを詰めて乾かしてコバコートを塗ればそこそこ綺麗になります。
ということで貼り方はまた書きます。たぶん。

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