アップしようかどうか迷っていたので時機を逃してしまいました。色々と差し障りがあるか考えて躊躇していたのですが、ままいいかと。
以下、不謹慎かもしれませんが…


私の母が、エリザベス女王の訃報をテレビで観たときに昔話をし始めました。母によるとエリザベス女王が来日したときに二条城に行って演奏をしたそうです。当時母は17歳でしたがエリザベス女王がお若いので二条城の所長(原文ママ)から母に指名があって演奏するように言われたとのこと。ところがこれが後に大騒動になります。京都は旧いしきたりに煩い所なので○○協会だか連盟だかの団体が「誰それをさしおいて何であんな小娘が」というようなことを言い出して、母はもううんざりしてしまったとのことでした。それで協会だか連盟だかを脱退したのかしなかったのかはよく知りません。

へえ~っ、と話を聞いていたのですが、エリザベス女王が初めて来日したのは1975年のことです。私が10歳の時です。その1975年に母が二条城に演奏しに行ったワケがありませんし、母が17歳なワケもありません。もしかして即位する前、1950年ぐらいに来日したという記録はないかと探しましたが見つけられませんでした。昭和27年以前の国賓の来日記録は宮内庁も公開していないようです。

母が誰か別の国賓と混同しているのか、それともそもそも母の妄想か、わかる術はなさそうですが、どうも後者の可能性が高そうです。何故なら女性が主役の国賓を二条城にお迎えしたというのは他に無さそうな気がするのです。

それと、最近、女優の木村緑子さんをテレビで観る度に母がする話があります。母が京都の撮影所に入ろうとしたらこの人が一緒に後ろからついて入ってきたと。母は顔パスなのでお付きのヒトのような顔をして付いて入ってきたとのことです。それがまあいまはテレビによく出てて有名にならはったことやと。

木村緑子さんは私と大して変わらないトシなので、そんなハズはありません。私が生まれて以降は母も撮影所に出入りしていたことはないと思います。なので、別の女優さんと間違えているのではないかと指摘すると、「さよか?  いやあ、よう似てはるわ」と言っています。でも、もしかしたら「おちょやん」のワンシーンを自分の記憶に作り替えているのかも知れません。

ということで、最近は母の思い出話がホントの話か妄想なのかわからなくなっています。

とまれ、英国の皆さんに弔意を示すと共に、
エリザベス女王のご冥福をお祈り申し上げます。(今更)



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