エアコンが大好きです。昔はそんなに好きではありませんでした。冷やしすぎには反対でした。しかし人間は変わるのです。というか、体感温度には個人差があり、あまり気がつかないと思いますが、この差は非常に大きいのです。


うちの職場の女の子も「日本は冷房冷やしすぎ。もっと環境のことも考えて冷やしすぎをやめなきゃ。」みたいなことを言っていますが、東南アジアに行ったことないでしょ。シンガポールなんかガンガンに冷やしているし、台湾もそうだし、だいたい東南アジアどこでもそうでしょう。映画館なんかティシャツ短パンで行くと凍え死にます。



シンガポールで聞いたことがあるのですが、体感温度には個人差があるので万人が満足するように下限に合わせてあるのです。寒いヒトは上に何か着れば良いけど、暑いヒトはどうしようもない。だから暑さに弱いヒトに合わせてあると言うことです。


特にシンガポールはむかし空調がなかった頃の仕事の生産性の悪さをなんとかしたいと思っていたそうです。昼間の一番暑い時間帯に2時間の休憩時間を設けてあって、むかし公営だった一部の企業ではまだ今でも昼休みが2時間有るところがあります。だから、空調が出来たお陰で生産性がグッと上がったワケで、それを戻しましょう、我慢しましょうということはやりたくないとのことです。


個人差の話に戻すと、フツーあまりわからないと思いますが、体脂肪を極限まで落とすとホントに寒さに耐えられなくなるのです。私が自転車で月に1,000キロ走っていた頃は体脂肪率が一桁でした。家庭用の体脂肪計もあまりあてにならないので細かい数字は置いておいて、ピークの頃はホントに体脂肪が少なかったのですが、冬場には耐えきれないぐらい寒さに弱かったです。その時は気がつかなったのですが、冬の朝に6時過ぎに家を出て自転車ツーキンするのに、カラダが温まるまで寒さに耐えられないのです。すぐにカラダが温まると今度は暑くなるのであまりたくさん着込むことが出来ないため、震えながらしばらく走るのですが、何故こんなことになったのかわかりませんでした。前年の冬はヘーキだったのです。後になって体脂肪の所為だと気がつきました。


その後筋トレを始めて筋肉も脂肪も付けると、冬場でも寒くなくなってきたどころか、真冬に電車で額から汗を流しているのは、まるでおデブのようで恥ずかしいくらいでした。


ところが今度は夏が暑くてたまりません。だからエアコンはどんなに強くてもヘーキです。いやもうガンガンに冷やして寝ても風邪も引きません。


ホントにこれは体組成をドラスティックに変えたことのあるヒトにしかわからない事実ではないでしょうか。だからシンガポールの配慮はホントによく考えられたことなのです。


ということで、実家のエアコンも新しいのに換えたので、やっと快適な夏を過ごしています。熱いお茶も飲めるようになりました。






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