最近一気に読んだのが松岡圭祐の水鏡推理。千里眼シリーズも好きでしたがこれも面白い。
しかし、震災時の仮設住宅住まいから得たライフハックや雑学知識を怒濤のように披露する主人公なのに、LPGの知識はこんなにお粗末というのが解せません。
同様におかしいなと思ったのが、5月1日に台湾の板橋で発生したイタリアンレストランの中毒死事件。これも当初はガス漏れ中毒事故として報道されていて、途中から種火の不完全燃焼が原因のCO中毒と言われるようになりました。
しかし、種火で不完全燃焼になるのか。完全に密閉された空間で長時間換気せずに種火が燃えて不完全燃焼に?というのはあまり現実的ではないような気がします。しかもこの建物は以前からずっとガスの臭気が問題となっており、素人によるガス漏れの調査は何度かされていて原因が発覚していなかったとのこと。
そして、この事故発覚時もガスの臭気がしていたということで、COには臭気がないはずだから臭気はやはりガス漏れの所為だということになります。もし死因は不完全燃焼によるCO中毒で、かつガスの臭気もしていたということなら、2つのことが同時に起きていたということになります。しかし種火が燃えていたならガス漏れがあった場合爆発しているのではないか。酸素が不足していて不完全燃焼を起こしている状態で後からガスが漏れ出して充満したので酸素不足で爆発しなかったのか。あり得るか?
非常に不思議な事故です。もしかして台湾のLPGには何か毒性があるのか?と思ってしまいます。
また、日本だとこういう報道があれば業界団体が何か声明を出すと思うのですが、何故か台湾では出ないですね。変なの。
