私の兄が破滅的な生き方をしていまして、親子の縁は切るわ、離婚も二度して今は自分の娘より若い女性と一緒に暮らしていて籍を入れているのかいないのかわからんわ、おそらく友人知人などは幾人も喧嘩別れをしてきただろうと思います。


こいつは俺がこれまで生きてきた中で出逢った一番の親友や!


って、紹介してもらった友人の安否を半年後に尋ねると、


殴り合いの喧嘩をして絶交した、と言われたこともありました。



とにかく、そういう兄です。


人間関係リセットというよりは、特定の人間と非常に親しくなってその後そのヒトの何かに我慢できなくなって大喧嘩して関係を切るのです。全ての人間関係が煩わしくなるというのではありません。だから、人間関係リセット症候群とは違いますね。最近この言葉を覚えたので使ってみたかっただけです。


そして兄はその代わりその特定のヒトには一時期たくさんの愛情を注ぎ、不思議なことにその相手からもとても信頼されて愛されるのです。女性関係でも同じです。


私にはとても理解できません。



ところが最近気がついたのですが、母もそういう傾向があるのです。母は90歳にも手が届くという年齢なので、放っておいても友人知人が亡くなっていくのですが、にもかかわらず自分で切るのです。


何十年と付き合ってきた友人や親戚、しかもこれまでも愚痴を聞かされたこともあるのである程度我慢して長年付き合ってきたヒトを完全に切ってしまうのです。それもきっかけを訊くとほんの小さなヒトコトです。そんなヒトコトならこれまでも言われたことがあるんじゃないか?と思うようなことです。


それでも何か決定的に許せない何かがあったんでしょうね。


翻って自分を見てみると、これまで自分から絶交したことというのはありません。子どもの時を除いて。子どもの時に「お前なんか絶交だ!」と言って、翌日また遊んでいるというようなアレです。


私は基本的に友達は少ないし、発達障害なので友人でも会うのが苦手で基本的には一人が好きです。友人との約束があると、会えば楽しいのはわかっているのですが、会う日が近づいて来ると嫌で嫌で仕方なくなり、憂鬱になってきます。それで会えばもちろん楽しいのですが次に約束しても同じことの繰り返しです。だから私に友人が居るのはそういう友人達のお陰です。こんな私でも懲りずに誘ってくれるからまた会うことが出来るのです。


という人間なので敢えて自分から切るようなことはしたことがないし、嫌なことがあっても距離を置けば良いだけと思っているので敢えて関係を絶つようなことはしたことがありません。フツーはこういうものだと思っていました。


ところが兄も母も「絶つ派」だとは思っていましたが、最近配偶者もそうだと言うことに気がついて少し驚いています。もしかして、「絶たない派」の方が少数派だったりして、と焦っています。




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