久しぶりに観た中国映画。wowwowを録ったものがテレビの中に有ったので観ました。面白かった。出だしは辛気臭い映画だと思い、日曜の夜に観始めたのも遅かったので最初の方で観るの止めようかなと思ったのですが、途中から止められなくなりました。
三時間を超える長い映画なのですが、面白かった。
1980年代から現代までの30年ほどを描いた映画ですが、時代を行ったり来たりするのでわかりにくいところもあります。ブログを更新しながら観ていたので前後がわからなくなることもありましたが、じっくり観ていたらそうでもなかったのでしょうか。
あのときの子どもって、この子じゃなかったの? いや、こっちの子? とか、奥さんに関する場面でも直後に時代が変わってどうなったの?という、わざとわかりにくくしてるという感じもあって、またそれがよいのかも知れません。
私ももちろん80年代の中国は知らないのですが、90年代、2000年代のシーンはとても懐かしく観ていました。
激動の中国で時代に翻弄される老百姓の人々を描いたという映画はたくさんありますが、「芙蓉鎮」や「活着」、「帰来」等好きな映画の1つになりました。時代的にはこれまでは文革がメインに入っているものでしたが、この映画では文革以降の独生子女( 一人っ子政策 )や経済発展なので私にとってはより身近なテーマばかりでした。この時代を描かれると我々の世代(で中国に関わって来た者)には堪らんですよね。
あと、蛍の光。ナターシャーセブンのファンだったので蛍の光がスコットランド民謡というのは知っていました。しかもかなり明かる目の確かインストで演ってたのではなかったかな、ナターシャーセブンは。初めて中国に行った1993年に中国でも「友誼地久天長」が別れの歌ではないことを知りました。
関係ないですがフツーは天長地久ですよね。中国語では地久天長とも言うし、天長地久も言うのです。 海枯石爛も石爛海枯も言うし。天涯海角も海角天涯ですし。いま、スマホの成語のパズルをしているのですが、だいたい何でも逆がいけるのを知りました。胸有成竹でさえ逆が有るのです。微妙に成竹在胸に変わりますけど。
まあ、そんなことはどうでもよくて、この映画もっかい観ようっと。