先月(いや先週?)に引き続き、
またまた後楽園の能舞台に行ってきました。
本日は「後楽能」の鑑賞です。
たきぎ能を一度見たことはありますが、
ちゃんと午前中から通しでお能を見るのは初めて。
正直、ちょっと敷居が高そうというか、
ものすごくきちんとしてなきゃいけないような気がして、
内心ちょっとドキドキでした。
本日の番組は以下の通り。
能 : 蝉丸
狂言: 千鳥
一調: 野守
能 : 船弁慶
お能の前にはそれぞれの曲の解説もありましたし、
「鑑賞の手引き」もいただいていたので、
意外と内容は理解できました。
幸い、蝉丸も義経も弁慶もわりと有名な人物ですし。
(でも言葉がちゃんと聞き取れて理解できたかどうかは別です
)
「蝉丸」では、もちろんラストの姉との別れも切なかったですが、
天皇の皇子であるにも関わらず、
盲目のために逢坂山に捨てられ出家さられる自分の身の上を、
「自分が盲目なのは前世の行いのためで、
父の命令は来世のためにその罪をこの世で償えとの
親の慈悲だ」と嘆き暮らさないその姿が印象的でした。
「船弁慶」は前半と後半でメリハリが効いていて、
特に後半は動きが大きくてなかなか面白かったです。
前半の静御前が別れの舞を舞っている時に、
風に乗って落ち葉がちらほらと飛んできたのもちょっと感動でした。
子方の男の子もかわいかったです。
舞台装置や演出で全てを語りつくすのではなく、
観客の想像力にゆだねる部分が多いのも、
古典芸能ならではの面白さですね。
その分観客にも「積極的な鑑賞」が要求されるわけではありますが。
ちなみに狂言の「千鳥」で、
NHK教育テレビの「にほんごであそぼ」でもおなじみの、
「♪ちりち~りやち~りちり~」という一節を聞いた時には、
なんだかとてもほっとした気持ちになりました。
やっぱりある程度なじみがあると俄然楽しいですね。
そして、ちょっとイベントっぽい舞台だからでしょうか、
客席(←見所というのが正しい?)の雰囲気も
それほど堅苦しくはなかったです。
(というか、携帯で写真撮るのはよくないんじゃないのかな~
)
後楽園内の忘れ物アナウンスや、
観光客の案内をしている方の声が聞こえるのも御愛嬌でした。
というわけで、
機会があれば、またどんどん鑑賞に出かけたいですね~。
