ブログネタ:おばけ屋敷の思い出は?
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おばけ屋敷に行ったのは1度だけ。
10歳くらいの夏休みのことでした。
田舎のおばあちゃんちにいとこが集合していて、
なぜか女子ばかり5人でお化け屋敷に行くことになったのです。
(↑多分、某おじの陰謀)
いざ入口の前に来ると、
私より年上の従姉妹もいたのになぜか私が一番前で入ることに!
断わっておきますが、お調子者だったわけでも、
怖いもの知らずだったわけでもないですよ。
むしろ私は慎重派!
迷子になった妹を探し出したことは数あれど、
迷子になったことは一度もございません!
そもそも、お化け屋敷なんか行きたくなかったし!
よく言えば頼られやすいというか、
要するに「貧乏くじを引きやすい性分」だったんですね、昔から…とほほ
というわけで、
私の後に年上の従姉妹2人が文字通り数珠つなぎに手をつないで入り、
うちの妹(8歳)を連れた高校生の従姉妹が最後尾を務めることになりました。
さて気になる中の様子はというと?!
これがほとんど覚えてないんですねぇ。
というのも、怖がりの私は中に入るなり、
空いてる方の手で前にいたお客さんのショルダーバッグにすがりつき、
そのまま目をつぶってズルズルと引っ張られるように進んで行ったんです。
はい、当然前のお客さんは大迷惑です!
しかも前のお客さんというのは若いカップルでした!!
カップルに子供鈴なりという妙な団体の道中も半ばを過ぎたころ、
突然私のすぐ後ろの従姉妹MKちゃんが
ギャーッ!
という叫び声とともにフリーズしました。
パニックに陥るMKちゃんのことより、
前のカップルに置いていかれることの方が心配な私(←ひどい)は、
「MKちゃん、何ギャーギャー言よーるんでー?!(=言ってるの)
こんなとこ、上から綿が垂れ下がっとるだけじゃが!(←仕方なく目を開けた)
こんなとこ、上から綿が垂れ下がっとるだけじゃが!(←仕方なく目を開けた)
大丈夫じゃけん、はよー行こうやー!」
※臨場感を出すため、岡山弁でお届けしています

こんな状況で事実を正確に伝えても当然何の効果もなく、
その間にも前のカップルが遠ざかっていくのがわかります。
「MKちゃん、MKちゃん!はよー、はよー!(=早く、早く!)
大丈夫じゃってば!はよー、行こうやー!!」
なだめすかしながらつないだ手をどれだけ引っ張っても、
いとこMKちゃんはますますパニクりびくともしません。
遠ざかるカップル…。
岩のように動かないMKちゃん…。
そうこうするうちに私の中で何かがプツリと切れました。
「もう、知らんよっ!
私、先に行くけーなっ!
」 (←ひどすぎ)
MKちゃんの手を振りほどき、私は暗闇の中を走りました。
ほどなく目に入ったのはカップルの背中と出口の明かり!
なんという皮肉でしょう!
しかもカップルのお姉さんは私の足音に気づいて振り返り、
「あら~、かわいそうに。1人になってしまったん?」
「うんっ!
」 (←うそつけっ)
そのうえ、優しいお姉さんは出口まで手をつないで歩いてくれました
(ちなみに私はその時のお兄さんの表情を覚えていません。)
いや~、人間追い込まれると何をしでかすかわかりませんね。
え?窮地に追い込まれた時こそ人間性が表れるって???
さて。
1人で出てきた私を見つけた親たちは、当然ほかの従姉妹の心配をします。
「おいミーコ、(←本当は私の名前ですが、都合により猫の名前でお届けしています)
出口からみんなを呼んでみろ」と首謀者のおじ。
そこはかとなくうしろめたさを感じていた私は、
持ち前の大きな地声で出口からみんなの名前を呼びました。
「MKちゃーん!Yおねーちゃーん!MMちゃーん!Rぅ~!」 

MKちゃん 「ミーコちゃん?!ミー…ぎゃぁぁあ!」
最年長Y 「ミーコ?ミーコなん?どこにおるん~!」
MMちゃん 「きゃぁぁ!ミーコちゃーーん!どこぉ?」
うちの妹R 「びえーん、びえーん!
」
中から聞こえてくる阿鼻叫喚と、
それでも私の所在を心配してくれる様子にますます罪悪感の募る私
結局、残りの従姉妹たちは「魔の綿地点」から延々と逆走し、
入口から生還したのでした。
もちろん私はそれ以来、二度とお化け屋敷には行っていません。