とっても今更なのですが、
先日初めて『風と共に去りぬ』をDVDで観ました。
1939年公開でこの映像はすごい!
曲もいいし、セットや衣装はいちいち豪華!
太平洋戦争中に海外でこれを目にする機会があった日本人が、
「こんな映画を作る国には勝てない」と思ったというエピソードを聞いたことがありますが、
確かにそう思っても仕方がないですね。
ストーリーもテンポよく展開されて、
70年近くたった今でも4時間近く飽きずに観られました。
ただ、個人的にはスカーレットにはまったく感情移入できませんでした。
「強くたくましい」といえば聞こえはいいのですが、
たんなるわがままと自己チューという気がしなくもなく…。
基本的に謝らないですからね、人を利用するし。
時代背景が彼女をそうさせたといえばそうなのかもしれませんが、
同じ「戦後の焼け野原から立ち上がる」系の話でも、
日本だったらこの性格の主人公にはならないのでは?
(一瞬「おしん」を連想してしまった…ファンの方に怒られるかも)
「女性の強さ」=「気の強さ」ではないと思うのです。
「優しさ」や「思いやり」のない「強さ」はむしろ害なような気がします。
そういう意味では、もう1人の主要な女性登場人物である、
メラニーのほうが芯のある本当に強い女性に思えてしかたありませんでした。
とはいえ、
スカーレットの何があっても前向きに立ち上がる姿には見習うべき点も多々あり、
「強く生きざるを得なかった」人生には切なさと悲しさを禁じえません。
原作を読めばまた違った感想を持つのかもしれませんね。
何と言ってもこれだけ不朽の名作と呼ばれるようになるには、
スカーレットという強いキャラがあってのことだったのでしょうから。
いわゆる名作映画といっても、
どういう時代背景で観るか、
何歳の時に観るか、
映画館で観るか家で観るか など、
シチュエーションで随分感想が変わるんだろうな~と考えさせられる映画でした。
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