七星竿・双辺太極拳 | Xiaoliのお気楽武術家日記

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杉並区、港区で活動する中国武術教室「やわらぎ会」代表の妻であり、HP管理人でもあるXiaoliの日記。やわらぎ会の活動報告など。

今回の交流大会で終わった後に何人かから「初めてみたのだけどあれは何?」お問い合わせがあったもの。

その1.八卦七星竿



 
  その名の通り八卦掌の武器術で、釣竿に似せたものです。竹竿の節の中に水銀を入れ、水銀の移動する勢いを利用して相手を打っていました本来は竹竿の節の中に水銀を入れ、水銀の移動する勢いを利用して相手を打っていました。
今回は表演のためなので何もいれませんでしたが、実際動いてみると確かに何か入れて重みを出した方が動きやすいかもと思います。もちろん水銀は使えないでしょうが…パチンコ玉とかがいいのかな?

2.双辺太極拳
 
 真ん中の臙脂色の表演服を着ている男性が演武していたのは「双辺太極拳」。
別名を「九九式太極拳」ともいいます。南京中央国術館副館長だった陳泮嶺老師が楊式、呉式、陳式などの各種太極拳と、八卦掌、形意拳を融合させて編纂したもので、いわば最初の「総合太極拳」とも言えるかもしれません。その名の通り九九式あります。

日本でも全国的に展開している大きな団体で教示されているので決してマイナーではないのですが、日本連盟系の公式大会で演武されるのは珍しいかもしれませんね。