目が覚めた
闇のセカイだった

温もりは肌に馴れた
いつもの寝室のベッドだった

妖しい夢を見ていて
覚醒しても其の残骸が残っていたせいか
カラダに夢の亡霊が憑依して
ほどよくキケン……だった

カラダガ…ウゴカナイ…カナシバリ?

耳鳴りがして心臓の鼓動が
ウルサい程に鼓膜を刺激してきた
ココロがざわめきだして
カラダが…アブナイ

絶え間ない心地よい波が繰り返し
暗闇の中で我が儘な時間が走りぬける
ただただ
婬美な忙しないセカイに落ちていた

闇のセカイに微かな音と揺れるカラダ
溜め息が溢れてゆく
カラダが饒舌になってゆく

ふたたび目を開けると闇が薄れかけて
部屋の中が見えて来る
不思議な果てない波の狭間で
現実的なセカイが見えてきたとき

ベッドは…完全に静寂に包まれた

憑依した婬霊はカラダから抜け出して
蒼白い裸体で見下ろしていた
そして寂しそうに窓へと透けて消えていったんだ

ふぅ…
ベッドからおりて
部屋を出ようとしたら
今まさに寝ていた褥の寝ていたあたりが
が妖しくも神々しく輝いていた

ベッドに戻り光に顔を近づけて
そして…振り返った