宜兴の伝統工芸である紫砂壶と北京の伝統工芸である琺瑯彩が出会った逸品!
 
原料は赤さが美しい紫砂壶です。
大红袍を淹れる為の大红袍泥の紫砂壶を1年ほど探していました。
そんな時、中国茶サロンの先生がモーメンツに上げたこの紫砂壶・・・
一目惚れでした・・・♡
 
先生に「この紫砂壶・・・好きですー!」と話したところ、この紫砂壶がいかに素晴らしいのか教えてくださいました。

 

素晴らしいポイントその1:嘴が丸く無い
 
丸い嘴は一般的で制作しやすいのですが、丸くなく形取られたものは制作難易度が上がるので価値も高くなります。

 

 

素晴らしいポイントその2:取っ手も丸く無い
 
丸い取っ手は一般的で制作しやすいのですが、丸くなく形取られたものは制作難易度が上がるので価値も高くなります。また、こちらの紫砂壶の取っ手と嘴は同じ形!ポイント高し!

 

 

 

 

素晴らしいポイントその3:底が丸く無い
 
丸い底は一般的で制作しやすいのですが、丸くなく形取られたものは制作難易度が上がるので価値も高くなります。紋の形のままお花のように形取られているのがさらにポイント高し!
 
 
素晴らしいポイントその4:紫砂壶の上に琺瑯彩

ひとつの紫砂壶として完璧に仕上げられ、焼成されたものを北京に送り、紫砂壶を制作した方とはまた違う作家さんが琺瑯彩を施します。琺瑯彩は銅線で縁取った中に顔料を入れて焼くのでかなり難易度高め。色付けするためにもう一度焼くのでそこで紫砂壶自体が割れてしまう可能性も大!
 
大红袍泥は特に焼成時の収縮率が高い原料。
普通に紫砂壶を作る時でさえも割れや歪みが出やすく、ちゃんとした作品としてお茶を淹れる人の手元に届くのは失敗した何十個の中の一つ・・・である事も珍しく無いのです。
 
 
そんな大红袍泥の紫砂壶である上に、琺瑯彩が施され・・・制作難易度はどれほど高かったのか慮られます。

作家さんたちの苦労を考えただけで泣ける・・・!
 
 

 

 

素晴らしいポイントその5:完璧なシンメトリー
嘴・盖顶・壶把(取っ手)の3点が直線上にあること。

紋の入り方が一定であり、ズレがないこと。
蓋は紋のどの位置でも閉まること・・・
全てのチェックポイントを見事クリア!

 

 

コウモリコレクションに加わりました。
このブルーの色合いも最高♡

 

 

 

 

 

 

 
素晴らしいポイントその6:とにかく美しいこと。

インスタに上げたところ、イギリスの友人に「とってもゴージャス!」と言われてハッとしました。
そう、ゴージャスなの!
 
この紫砂壶を形容するに当たって一番しっくりくる形容詞はまさに・・・ゴージャス!
 
ゴー⭐︎ジャス!
ここマダガスカル!
 
日本のテレビを観る機会が無いもので、ここ6年ほどの芸能界の様子がわからないのですが・・・
彼は元気なのでしょうか?
 
ゴージャスな茶器はゲットしたので、次に狙うはファビュラス!
猫を飼ったらファビュラスって名前にしたい。
 
素晴らしいポイントその7:わたしに似合うこと。

茶器を選ぶ上で大事にするのは「わたしに似合うかどうか?」ということ。
この茶器を使って淹れている姿を想像して、似合うのか・・・?

今回この紫砂壶を買うと決めたのは、この紫砂壶でお茶を淹れている姿を写真に撮ってもらった時でした。
わたしの大きな手にもちゃんと収まって、とっても似合っていたのです。
先生にも「似合ってる!」とお墨付きを頂いたので自信あり。
 
茶器、特に手に持って使う蓋碗や紫砂壶は「自分に似合うかどうか」ということをちゃんと吟味するのをお勧めします。
 
有名な作家さんのものだから、とか有名な工房のものだから、と言って素敵な茶器でお茶を淹れても、お客さんからは茶器だけではなくお茶を淹れているその方全体が見えているもの。
 
似合っていなかったらお茶が台無し、茶器が勿体無い!
お洋服を選ぶのお同じように、トータルバランスを見るのも大事だと思います。