風呂掃除をしているうちに、だんだんと冷静に考えられるようになってきた。
これはもしや、
喜んでいいことなのでは?
いや、間違いなく喜んでいい話だろう。
入学した時にビリであることは事実だが、
我が家が断れば、次に位置している子がその立場になるわけで、
誰にだって有りうること。
辞退するには惜しすぎるくらい良い第二志望校だけど、
路にとっては、一応目標としてきた第一志望の学校に行けるんだもの。
結局私は、息子に厳しい道を歩ませたくない、という気持ちが
常にどこかにあるのだ。
路が第一志望に落ちた時、
悲しむ息子を見て、勿論私も悲しかったけど、
どこかでほっとしている部分も、確かにあった。
万が一受かって、ついていけるのだろうか。
第二志望に進めば、
おそらく、そんなにがむしゃらに勉強しなくとも、
それなりの位置にいて、
のびのび楽しい学生生活を送れるだろう。
子どもをぬるま湯に浸からせておきたいだけ・・
そんなことを入試前から考えていたダメ母なのだ。。。
ついていけようが
ついていけまいが、
そんな先の事を心配してもしょうがない。
努力するのが苦手な息子にとって
第一志望の学校では、ついていくには嫌でも努力を強いられるだろう。
もしや、その試練は、彼にとってはチャンスなのかもしれない。
ビリからのスタート。
わかりやすくていいじゃない!
彼自身の道だもの。
自分の力で、どうにかくらいついて行ってもらうだけだ。
(でも・・・赤点とって、呼び出しとかあるのかなー・・・・)
3時半に下校と言っても、早くなる時も遅くなる時もある。
4時までに返事だから、3時50分に帰ってこられても困る。
学校に電話して、3時半に校門で待ってる旨を伝えてもらう。
予防接種の話を今朝していたこともあり、
路は私が迎えに来たのは病院に行くためだと思ったらしい。
そうじゃない、大事な話があるから迎えに来た。
パパも一緒に話するから、と前置きしてから、繰り上げ合格を伝えた。
息子は
「っしゃーーー!!!!え?ほんとに?」
私「どうする?行く?」
「行くー」
秒で決めたわ・・・(多分何も考えてない・・・)
「え、でも制服は?買っちゃったよ?入学金とか・・・」
私「お金のことはいいから。君が行きたいか、行きたくないか、だけだよ」
「行くよ。行きたい。」
パパも帰ってきて、路の気持ちを再確認。
パパからは、
多分、この時期の繰り上げと言う事は、最初の繰り上げが終わった後の、更なる繰り上げだから、
ちゃんと合格した人とは、結構差があると思う。
でもお前は、1日10時間勉強とか、やってないし、ゲームも直前(1月に自ら封印)までやっていた。
それで合格したということは、余力はあるはず。
これから頑張れば、追いつくことはできる。
と言われ、明らかにゲームしたそうな息子は
「わかってるーーー」(早く話終わらせて)みたいな態度。
勉強うんぬんより、まず、そういう態度を改めさせなきゃなー
なんて思いつつ、
合格を受け入れることに決め、
3時45分、学校に電話を入れた。