7月1日でマレー鉄道のシンガポール駅がなくなる。シンガポールからマレーシアのクアラルンプール、さらにはタイのバンコクまでつながっているという長い鉄道だが、シンガポールとマレーシアとの政治的な問題も含みつつのマレー鉄道シンガポール駅の廃止らしい。
シンガポールはとても小さいからちょっと一駅のったら隣のマレーシアって、かなり素敵なことだとは思うのですが、なくなるなんて残念です。
今回、シンガポール~クアラルンプールの7時間の鉄道移動をメインに、往復夜行での強行軍でめいっぱい遊んできました。
2011.5.21
朝の6時、シンガポール空港着。
空港で少し休憩してから地下鉄で今日の宿をとってあるブギスという駅までいく。
リトルインディア付近で、たくさんの安宿があり、多くのバックパッカーが滞在している街である。
PERAK HOTEL
先に荷物を預けて身軽になってからひとまず朝食を食べに行く。
目をつけていたお店でカヤトーストなるものを食べ、
ついでにマーライオンなどの観光名所を見る予定。
ヤ・クン・カヤトースト
カヤトーストとは、卵、ココナッツミルク、砂糖からつくられるジャムを塗ったトースト。
それに温泉卵のようなものをつけながら食べろ、とジェスチャーで。
なかなか美味しかった。
お店は朝からにぎわっていて活気があった。
元気を取り戻し、観光名所へ。
海辺に近づいてきた。
なんだか、テレビで見たことのある建物。
確かあの一番上がプールになってるんじゃなかったかな。
夫は今回が初めてのシンガポールなので、ぜひとも世界三大ガッカリともいわれるマーライオン像を
見てほしかった。
私は実に22年ぶりのマーライオンご対面。
あの頃は海外旅行なんてまったく興味なく、ふぅ~~ん。。。って感じだったのだが、
今回また違った感想を持つことを楽しみにしていたのだが。。。。
なんと、工事中・・・・・
それでも多くの観光客がいた。
私、ベタな観光名所って結構好きだ。
いろんな国の人が集まって、皆写真取り合ったり、興味深げに見学してたり、
皆笑ってる。そんなたくさんの旅行者を見ているとなんだかこっちまで楽しくなってくるのだ。
なんか、ドリアンのような建物が見えてきた。
コンサートホールなどが入ってる建物らしい。
ホテルへ戻って少し休憩してから、また街歩きを再開。
リトルインディア、チャイナタウンを歩く。
お昼はチャイナタウン近くのホーカーズ(路上屋台)の天天南海鶏飯にてチキンライス。
タイで食べたカオマンガイと同じだけど、やっぱり美味しかった。
クラーク・キーにあるブルーワークスというビールのお店。
店内にビール工場があり、水辺で美味しいビールが飲める。
木立の中に、ラッフルズホテル
その中の、シンガポールスリング発祥のバー。
インド料理のビリヤニをどうしても食べたくて、夜はリトルインディアのレストランに入ったのだが、
辛すぎて途中でギブアップ・・・
夜は、リトルインディアの有名なショッピングセンター、「ムスタファ・センター」にてスパイスなどを物色。
さすがに死ぬほど疲れて夜は早々に寝た。
2011.5.23
日差しが容赦なく照りつける暑さは半端じゃない。
朝から体じゅうが汗でべとべとだ。
お昼にはシンガポール駅に行かなくてはならないのだが、
昨夜のビリヤニ、リベンジしたくて、リトルインディア内のホーカーズで行列の途絶えることのないといわれてるお店で食べた。
アラーディンズ・ビリヤーニ
ほんとに行列で、しかも夕方5時には閉まってしまう。
夫はチキン、私はマトンのビリヤニ
これが、程よい辛さで旨い!
値段は昨夜の半分ぐらいだ。
タクシーで鉄道のシンガポール駅へ。
なかなか立派な建物だ。
鉄道が廃止になったら何に使われるんだろう・・・
この列車に7時間のる。
もっとローカルなのをイメージしてたが結構近代的だ。
列車で国境を越えるのは初めての経験だったので、わくわくした。
今回は、シンガポール駅のホームにて先にマレーシアへの入国審査。
マレーシアとの国境シンガポール側の、ウッドランズ・トレイン・チェックポイントにて
全員降りて、出国審査。
ちょっと複雑。
海を越えてマレーシアに入るとすぐに大きな駅に止まる。
ここで降りる人はたくさんいた。
なんでも、物価が安いからシンガポールから買い物やご飯を食べにきたりする人も多いとか。
確かに、電車のってものの10分程?
そして、ここからはイスラム教徒が断然目立ちはじめた。
女性はスカーフを頭にかぶっているのですぐにわかる。
夫はたくさん写真をとっていたが、さすがに7時間の乗車は体もきつく、私は本を読んだり寝たり。
クアラルンプールに着いたのは夜の9時前だった。
宿は繁華街のブキッ・ビンタンの「アルファ・ジェネシス・ホテル」
入籍直前に夫は一人でマレーシアを旅している。そのとき泊まったホテルだ。
雨がぱらついてきたので夕飯はホテルのそばにある
かなりオープンな食堂へ。
夫は店の冷蔵庫の中を覗いて
「イスラム系の店だからビールないな・・・・」と。
確かにメニューにない・・・・
私は、まさか?!って感じで、それでも注文取りに来たお兄さんに飲み物聞かれて
「beer・・・?」と小声でつぶやいてみたが、ニコニコ笑って首を横に振られた・・・
食べてる最中、雷まで鳴ってきてお店が一時停電してしまった。
でも、それ以上にビールがほんとうに置いてないことのほうがかなりびっくりだった。