発達が気になるお子さん。

最近は、自閉性は表さず、感覚過敏、感覚鈍麻と呼べる『Sensory Processing Disorder(SPD)』日本語訳はなんだろう?感覚性処理障害でいいのかな?

と言うお子さんも増えてきているとか。

 

私自身、化学物質過敏症と言う持病があるので、脳が機能障害(誤作動)を起こす現実は理解できるかもしれません。

 

こんな持病があるゆえに、まず、身の回りの化学物質を減らしてみませんか?と、言いたいところですが、もしかして、これは次の時代の人類の進化なんでしょうかね?

何はともあれ、今はまだ『障害』と呼ばれるように、今現在の社会では生きにくさを感じているのではないかと思われます。

 

アロマセラピストである私は、もちろん、本能に一番近いにも関わらず、ほんの2、30年前まで、医学界で研究がなされていなかった『嗅覚』を重要視はしていますが、クリニカルに行う以上は「香りありき」ではありません。

 

脳へ感覚刺激を送るものは、他にもありますので、その7つの感覚のバランスをとる上での『嗅覚』と承知しています。

でも、そこに香りを嗅ぐことで、呼吸ができたり、気分が変わったり、集中できたり、食欲が湧いたり、タッチケアの時間、お風呂の時間と時間が変わった事に気がついたり、安心できたり、そうであるならば、嗅覚への刺激から脳へのアプローチができる、とても有効なツールです。

親子の時間に、アロマ(嗅覚刺激)とタッチ(触覚刺激)をもたらすエクセサイズをお伝えしています。絵本や歌と合わせたら、視覚や聴覚も刺激できます。

でも多動なお子さんには、不向きですよね。そんな時にこそ、嗅覚刺激は使えるかもしれません。ハンドマッサージの時間は、15分も椅子に腰掛けていられる!と、びっくりされる関係者の方もいらっしゃいます。もちろん、最初から魔法のようにできるわけではありません。見知らぬ私が行うより、すでに関係性のある方が行った方が、この「魔法」は最短の時間で起こります。

だから、ご家族やご支援をされている方に向けて学習会をしています。

パンデミックと家庭内にがん罹患者がおり、頓挫してしまっていましたが、また、家族のケアをしながら、再開していきます。

よろしくお願いします。

 

私が、介護アロマセラピストを育成する上で、最も大切にしていることも、まず『香り』ではないと言うことです。

 

専門家として、香りが必要か、否か。そこを見極めた後に、では、見えているどの困りごとに対して、どう言ったアプローチができるか?そのアプローチのためには、どんな精油が候補に上がるか、そのうちのどれか気に入ってもらえるだろうか?どう言う使い方なら、ご自身で安全に使い続けられるだろうか?そうやって『芳香療法』をクリエイトしていきます。

 

自然療法、補完療法として、専門家として介入するわけなので、当たり前ですよね?

 

その専門家が、本来のホリスティックアロマセラピーにおけるアロマセラピストです。

 

ブレンドされている商品を使っても、もちろんアロマテラピーです。商品開発をした方が、アロマセラピストであるならば。調香師ではなく、マッサージ師でもなく。

エビデンスに基づき、個別にクリエイトすべき香りの作用を、万人向けにアーキタイプでクリエイトする工夫をされているなら、アロマテラピーです。

 

「なんかいい香り」「嗅いでいたい」と嗜好があれば、それは本能的に必要とされている香りだとは思います。もちろん「快」を感じる香りを使わなければストレスになり、悪影響を及ぼします。

しかし、脳は自分すらも騙しますので、本当に必要なのか、ただの依存なのか、摂取し続けても体に悪い影響を与えないか?そこを見極めるのも専門家であるアロマセラピストの責務と承知しています。

 

もし、頭痛には◯◯だよね。と、お薬のように精油の成分だけで使っているのであれば、それは違います。アロマテラピーなんかで治らないじゃないか!と思われても仕方がないと思います。

補完療法としてアプローチができていないと感じるアロマセラピストさんは、ぜひ、一緒に勉強していきましょう❤︎

 

時々、入門コースの受講生さんに『好きな精油はなんですか?』と、聞かれるのですが、長くアロマテラピーに携わっていると、クライアントに提供している時間が長く、自分のために使うことがありません。それは、精油が揮発性であることで、提供している私も一緒に摂取することになるから、摂取過多にならないように、自分の時間で使用することが減るのです。

アロマテラピーだから、精油は雑貨だから、たくさん使っても害はないよね。ではないのです。精油は天然自然、純度が高いから、用法容量を守らなくてはいけないのです。

 

営業妨害かもしれませんが、部屋中に充満させるようなディフューザーは危険ですよ。

欧米では、医療現場でディフューズする時代は終わりました。たくさん裁判もありました。今でも、若干、勉強不足な医療従事者によって、なんちゃってアロマテラピーが行われていて、英国で裁判になっています。

アロマテラピーが悪いわけではありません。用法容量を守らないから起こる事故です。

 

事故を起こさないためにも、勉強をしてから活用してください。