今日も日本からのお客さん達とともに、お食事。もう、今週は連日連夜こんなペースで疲れてきた。帰っても遅い時間なのでストレッチをする暇も気力もなく、音楽鑑賞する暇もなく、グッタリだ。今週はとっかえひっかえいろんな会社の人間が登場しては帰っていった。
食事からの帰り、会社の人達とタクシーでいつも帰宅するのだが、私の家が一番メイン道路から遠いので、一人、また一人と降りていき、最後は一人で帰宅するパターンだ。今日は、最後私一人になった時、それまで無口だった運転手が、ウワーっと上海語で話し始めた。私は中国に来るにあたり、普通語と上海語を間違えて勉強していたので、なんとなくニュアンスが伝わってくる。
運転手「あの3人、日本人やろ」
私「そうや、日本人や」
運転手「#$%&’(どうも、日本人の事をあまり良く思ってないみたいなかんじの発言」
私「(ほとんど何しゃべってるかわからんのに)フン、フン」
でも、知ったかぶりも限界で、「なんて言ってるんか分からん」
運転手「普通語ならわかるか?ほんで、あんたはどこの地方から来たんや?」
は?もしかして、私あんなに会社の人と日本語で話しまくってたのに、運転手は中国人と思っていたようだ。
私「日本よ」
すると運転手、すごい笑顔のままで、一瞬止まった。「そうかいな、」と。そして、私は上海に来て間もない事、その他できる限りの中国語でなんか和気藹々と自宅に到着。
やはり、アジア圏の人間はそういう点でややこしい。私の場合常に日本人とは見られないようで、最後の最後に、日本人と判明するパターンばかり。この前も、会社の関係で、田舎の銀行に行った時のこと、(田舎の方なので、結構上海人より人柄がやさしい)窓口で手続きのためやりとりするが、私が「分かんない」と連発していると、周りからぞくぞく人がやってきて、あーだこーだ言い出した。そして、人々は私に「そうか、あんた言葉が分からないのか、どこか田舎の方からきたんだね、そうかそうか」と言い出した。
うーん、うーん。「私日本人です。」というと、人々「あー、そうかー。コンニチハ、コンニチハ。」と。
ちょっとうれしいような、悩ましい微妙なかんじ。
会社で暇なとき、隣の会社の警備員の兄ちゃんの所へお茶飲みに行く事があるのだが、そこには近所のヒマヒマなおばちゃん達も、お茶している。そこでも、わたしが何人に見えるが議論が始まった。その結果、満場一致で、私はどう見ても中国人だ、という結果となった。
よく、上海にいる日本人は、日本人とばればれなのに、一生懸命中国人ぽく見せようと頑張っている{変な、日本人}が目立つように思う。もちろん、気を張っているせいかもしれないけど、少しは日本人のいい所も中国人にアピールするのもいいんじゃないかなと思う。
私も、ガニマタで歩く事、態度がデカイこと、など、日本でのスタイルをそのまま持ち込んでしまっているので、直せる範囲で直そうと思う。
私思ったのですが、上海は多国籍の町だから、外国から来た人も、田舎から出稼ぎに来た人も、ぜーんぶ今上海に存在してる人を総称して、新上海人でいかがでしょうかー?
私も中国語がんばって、日本語のうまい新上海人になりたいものですな。