日米のマスコミが、トランプ氏を「差別主義者」「女性蔑視」「暴力的」といったイメージで語り、「感情的に判断する」という印象を受け付けたかったようです。
しかし、現実のアメリカ国民は、トランプ氏を「現実主義者」「有能な経営者」としてとらえていたことが、下記記事からわかります。
「選挙戦終盤でトランプに1億円超を寄付し」たシリコンバレーのリバタリアン投資家のピーター・ティールは、トランプ氏の支持者についてこう言います。
「メディアはトランプの言葉尻をとらえ、(候補者として)真面目に考慮することがなかったが、トランプの支持者は言葉尻にとらわれず、真面目に考慮した」からだと。
「トランプはそうした冷静な判断をある程度可能にする自分のビジネス、信条、価値観についての本を何冊も書いているし、多少の偏向報道では揺るがないほどの年月、メディアの寵児としての経歴があ」ったということです。
そして、アメリカで人気があるテレビのリアリティーショーの『アプレンティス』でのエピソードを以下のように記します。
「トランプがこだわるのは性別や人種、宗教ではなく、個人の能力と勝負への執念であり、『アプレンティス』ではむしろ性別、学歴といった一般常識にもあえて切り込み、最高の人材を発掘するという設定だった」と。
『シーズン1では、参加者を男女のグループに分け、女性チームが勝ち続けたときには自分の事業では「これから女性しか雇わない!」と宣言したほどだ』そうです。
またその一方で『彼女たちが物販や広告などの課題を与えられた際、あからさまにその若さやセックスアピールに頼ったことから、「少し女性カードを使いすぎている」と忠告したこともあ』りました。
トランプ氏が女性蔑視の思想を持たず、能力重視である現実主義者であることがわかります。
番組の「シーズン2では、高卒の起業家と一流大学出身のエリートのグループを競わせた。参加者にはマイノリティもいた」そうです。
そのマイノリティーを含めた経緯は以下の通りです。
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マイノリティのなかに1人、ものすごく性格の悪い黒人女性がいた。有能だが勝つためには手段を選ばない強烈な個性だった。チームワークも何もなく、視聴者も含めて誰もが、次に「お前はクビだ」の決まり文句で解雇されるのは彼女だ、と思いながら眺めていた悪役だった。だがなかなか解雇されなかった。
選抜が進んだ第8話でのこと。ボードルーム(負けたチームがトランプタワーの役員会議室に呼ばれ、うち1人が解雇される)で、彼女が保身のためにチームのメンバーの1人に対して罵詈雑言の限りを尽くし、目も当てられない泥仕合になったときのことだ。解雇されたのは、その性格の悪い女性ではなく、自分を守るために戦わず、節度を守ってしまった相手の女性だったのだ。トランプは、嫌われ者の女性は人としてどうかと思うと戒めたうえで、それより悪いのは攻撃を受けてもやりかえさず、負けを受け入れたもう1人の女性と断じたのだ。
人種、性別、宗教もない。常識もない。トランプが価値を見出すのは大きな勝負をかけること、それに勝つこと、そしていい仕事をすることなのだ。勝負の舞台では、やられたらやりかえす。決して攻撃の手を緩めない。そこには競争相手への個人的な偏見も恨みもない。彼にとって人種や性別などは些末な判断材料であり、ただ勝つことへの執念があるだけなのである。
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ここで見られるのは、トランプ氏が左とか右とかいった思想で動いているのではなく、勝つために必死に努力する人を評価したい、必死に努力する人が報われるようにしたいという、競争の機会の平等を大事にしているということです。
ただ、こうしたトランプ氏の姿には、日本人として注意すべき点もあります。
勝つためになりふり構わないのをトランプ氏が評価するとすれば、支那朝鮮人の日本バッシングは評価されるということです。
嘘だろうが、なんだろうが、声高に日本を批判する支那朝鮮人の姿を、トランプ氏は「是」とするということです。
日本は、これを機会に、支那朝鮮の嘘を声高に国際社会へ訴え、また支那朝鮮の悪行を声高に国際社会へ訴える必要があるのです。
国際世論、アメリカの世論を味方につけることはやはり意味を持ちます。逆に国際世論が日本に敵対してしまってはやはり困難が待ち受けます。
正義は必ず報われる、嘘はいつかばれると、いつまでも日本人が節度を守って行動していてはだめだということです。
国際社会においてはなりふり構わぬ自己弁護と敵の排除に向かうことを、日本人も理解すべき時が来たのではないでしょうか。