中身が減る、被窃盗前提の中国物流の実態 | タマタマ来ただけ~中国教育事情と社会をお伝えします~

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中国で日本語教師をしていたタマのブログ
2014年7月帰国しました。

中国の某地で日本語教師をしていたタマと申します。
教育という観点から見えてくる中国の生の姿をお伝えしたいと思っています。

日本からの荷物が届いたら…!と仰天エピソードを紹介=苦情を言うも、返ってきた返事は「ごく正常な事」―中国ネット
 中国で「日本から送られてきた荷物が届いた際、重量が1キロ減っており、中身のお菓子が税関か郵便局で食べられてしまったようだと訴える投稿があ」りました。  『投稿者は、荷物の外観や中身の写真』も紹介しています。
 「それによると、荷物にはたくさんの日本のお菓子が入っていたようだが、無残にも箱や袋が開けられ、食べられてしまったように見える」としています。
 『しかも郵便局へ苦情を述べたところ、「1キロくらい減るのはごく正常な事」と言われた』そうです。

 もちろん、日本からの荷物といっても中身が盗られたのは日本国内での出来事ではなく、中国に入ってからおきた出来事です。
 郵便物の箱や袋が開けられて中身が食べられてしまったという、信じられない事件です。
 しかし、実はこれ、中国国内ではごく普通の出来事なのです。

 中国で流通業に携わった人など、物流にかかわった人なら経験がある方もいらっしゃるかと思います。
 私も中国にいたとき、流通業を中国で展開する日本企業の方と話したことがありますが、こんなことは当たり前だということです。
 郵便局に限らず、民間の物流を使ってもこのような事件は起こります。
 公・民に限らず、物流では窃盗が多発しています。
 とくに食品関係は顕著で、必ず一部の箱は開けられ中身が盗まれています。
 ですから、物流会社に頼む→商品到着→確認(写真撮影や運転手への確認)→物流会社に賠償請求という流れが必ず必要となります。
 もちろん、物流会社側も 簡単に払いませんから、そこで人的コストを投入しなければならなくなります。
 いくら物流の価格が安くても結局さまざまなコストがかかり、すべてが価格へ転嫁されることになります。

 ちなみにその日本企業の方は中国企業と提携をして相談に乗ってもらっていましたが、中国側から言われたのは「当たり前のことです」という返事だったということです。
 「賠償を取る体制を確立してください」と言われたとのことです。



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