シアキュラ .73 | チョンサXIA ブログ

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JYJ大好きだよ。
いつかのその日まで。
ゆせりく どハマり中。



オレたちは すぐにその場を発った。

そして、以前にも増して 滞在時間を短く土地を去る。
そんな事を 3年も繰り返していた。

ジェジュンに追われないように。



何度も何度も ユチョンとケンカになった。
理由はいつも同じ。
お互いに譲れない。

けれど、離れることもできない。

気がつけば、ユチョンと出会って10年が過ぎようとしていた。


「ユチョナ、、気分はどうだ?」
「ん、、、、大丈夫。夜は出かけよう」

「無理しなくていい」
「そんなこと言って、一人で出かけるつもりだろ?」

「お前と一緒にいるよ」


ユチョンが腕を伸ばす。
オレは 手を取り、その体を受け止める。

軽い体・・・・

その過ぎ去った時間は確実にユチョンの体を弱らせていった。


「愛してるよ、ユチョナ・・」
「あぁ、俺もだ ジュンス」


オレたちの愛は、終着駅を目指して走り続ける。

これでいいのか? ・・と思う時もある。
人間の時間は止まらない。


「ユチョナ、コレは?」
「あぁ、、恥ずかしいから見るな」

「キレイに撮れてる」
「写すばかりじゃ もったいないとか言って、女の人が俺を撮ったんだ」


ユチョンのカメラに納められた たくさんの風景の中に、
珍しく、ユチョン本人が映っていた。


キラキラ輝いた光の中で、照れくさそうにユチョンが笑っていた。

鮮やかな緑、青・・・・光。
眩しい光を浴びたユチョン。

あぁ、、、お前には 光が似合う。

自分は間違ってないと、心に落ちていく。
キレイだ。


「だから、そんなに見るなって」

「いい笑顔だ」
「何言ってんだ、いい歳の オッサンだよ」


光の中にいるユチョン。
キラキラと眩しいのに、ユチョンに当たる光は 優しく柔らかい。


ユチョン、、、お前はオレと同じになりたいと言うけれど、
オレは、今の、そのままのお前が好きだ。

お前だけが、失った光をオレの心に当ててくれる。


「ユチョナ、、」
「ん?」


ユチョンの痩せた肩を抱き寄せると、目を閉じる。
オレは、柔らかな唇に唇をそっと重ねた。

オレは ずっとそばにいる。
お前のそばに・・・。


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