愛しいユチョン。
オレの ただ一つの光。
暗闇に光る 温かい光。
ユチョンに抱きしめられると、冷たい体が 温もりを思い出す。
お前は 本当にキレイだ。
クシャクシャにして笑う顔も、
寂しそうに俯いた表情も、
遠くを見つめる表情もキレイな ユチョン。
ユチョンの丸い頬に伝う涙を受け止める。
触れるのをためらわれるくらいに、オレの中ではキレイな存在だ。
この真っ白な土地に来て、増々その思いが大きくなる。
・・・オレは この土地に来て、血を吸えなくなった。
異端者。
真っ白な景色の中で、オレだけが 真っ赤に染まっている気がした。
凍てつくような、神聖な空気。
その空気がドラキュラにはそぐわない。
ユチョンにも、オレがふさわしくないように思えた。
ユチョン。
そのままでいて欲しい。
美しくキレイなままで。
真っ白に降り積もる雪のように。
新雪に足跡をつけるようなことはしたくない。
そのまま、きれいなまま残しておきたい。
ユチョン・・・ 時間の許す限り、お前と一緒にいたい。
ユチョンの親指のアザに唇を押し当てると、泣きながら笑顔を作る。
その表情に、
あぁ、、、帰って来たんだな。
なぜか そう感じた。
ユチョンの中にミッキーが見えた気がした。
「ユチョナ、、、オレと新しい明日を迎えよう」
「うん、、、、うん、、、、」
そっと、柔らかなユチョンの唇を塞いだ。
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いつもなんだけど、どの話を書いてても、
ユチョンに肩入れしちゃうんだよね。
サジンも 使えるのが多いし、
書いてて、どんどん好きになっちゃうっていう マジック(笑)