「ユチョナ、大丈夫か?」
「、、、うん、、、、ちょっと、、寒い・・・」
「早く部屋に帰ろう」
「うん」
ここは 雪がたくさん降る町。
道路も家の屋根も、真っ白な雪に覆われている。
こんなにたくさんの雪を見たのは・・・・いつぶりだろうか。
200年ぶり?もっとか?思い出せないな。
ユチョンがどうしてもと言うから、この街にやって来た。
雪を見たユチョンは喜んで、子供みたいにはしゃいだ。
昨日は、雪だるまを作った。
冷たいと言いながら、
手に落ちてくる 雪の結晶をジッと見つめ、自分の体温で溶ける様を楽しんでいた。

オレは 寒い土地は苦手だ。
分厚いコートにマフラーをグルグル巻きにして、手袋に帽子に・・・
ユチョン自身が雪だるまのようだ。
顔の一部しか皮膚が見えない。
それなのに 寒さに身を縮めている。
そんな姿も愛らしいが、
ユチョンの体のことを思うと、あまり無理をさせられない。
オレが人間だったら、お前の体を温めてやれるのにな。
体温の低いドラキュラの体じゃ、お前の熱を奪うだけだ。
二人並んで、ユチョンの歩調に合わせる。
時折、ユチョンの背を撫でながら 顔を覗くと、
真っ赤な鼻で オレに笑顔を見せる。
「赤鼻のトナカイみたいになってるぞ」
「は?」
「ここが真っ赤だww」
ユチョンの鼻をつまむと、
「あっ、、、痛っ・・なにすんだよ」
「クっww」
立ち止ったユチョンは、両手で鼻と口元を覆い、
子供のように文句を言いながら鼻先を撫でている。
凍みた皮膚に刺激が強かったのか、
そんな姿も可愛い。
「ユチョナ行くぞ。 あの角を曲がったらすぐだ。」
「ジュンスが 鼻つまむからだろ。」
腕を引くと、口を尖らせて文句を言ってくる。
「ほら。手ぇ 、、繋ぐぐらいしろよ」
「、、、 ユチョナ、、、」
差し出された手をすり抜けて、オレはユチョンの腰を抱き寄せて歩いた。
「また降って来た。早く帰ろう」
真っ白な雪。
次から次へと降って来て、山を、街を、世界を変えていく。
ユチョンの頭に、肩に。
オレの上にも 同じように白い雪が落ちてくる。
雪の結晶が時折、ユチョンの長い睫毛の先を飾る。
それがキレイだった。
「ジュンスは 色が白いから 雪に溶けそうだな」
白い息を吐きながら ユチョンが笑顔を見せた。
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ヨロブン あんにょん ^^
これから夏本番という時期に、雪の季節からの再開ですww
1月に途中まで書いていたもので (;´▽`A``
気にせず、そのまま続きを書きました(笑)
どの季節もいい男です ♡

はい、懐かしいサジンと共にww
ユチョンと 雪だるま ♡


懐かしい コラージュww

ぷっ ( ´艸`)
それでは、また明日~ (・∀・)/