「ユチョン・・・どうしよう。僕の体、動かなかった・・」
今は、何ともない。
ユチョンと話もできるし、体も動く。
怖かった。
あのまま ただの人形になってしまうようで、怖かった。
「・・・ジュンス・・・おれが・・いる・・」
ユチョンが僕を抱きしめる。
長い腕に抱きこまれ、不安でいっぱいな心が緩んでいく。
「おれが・・・ずっと・・いっしょ・・・」
「ユチョンっ、、、ユチョン・・・・・」
僕はユチョンの腕の中で泣いた。
もう、、なおちゃんと話はできないのかもしれない。
僕が・・・僕の心が ユチョンでいっぱいだったから・・・
ごめんね、、、なおちゃん。
僕、なおちゃんのことが大好きだよ。
僕に心をくれた なおちゃん。
たくさん遊んで、話して、たまにはケンカもして、ずっと なおちゃんの成長を見て来た。
優しい なおちゃん。
泣き虫な なおちゃん。
笑顔が可愛い なおちゃん。
なおちゃんと過ごした時間は僕の宝物だ。
なおちゃん・・・僕の・・なおちゃん。
ユチョンが優しく背中を撫でてくれる。
僕は小さな子供のように ユチョンの腕の中で泣いた。
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「おれが・・いるよ・・・」
