シアキュラ .31 | チョンサXIA ブログ

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JYJ大好きだよ。
いつかのその日まで。
ゆせりく どハマり中。




住み慣れた土地を、生まれ育った街を出た。
行ったことのない土地をジュンスと歩く。

俺たちは 一つ所に長くは滞在しない。
人の記憶に残らない程度に、場所を変える。


昼頃 目覚めて、日中外出するのは俺だけ。
日が沈んでからは ジュンスと一緒に外出する。
そして 深夜遅くに眠につく。

それが俺たちの生活のリズム。
段々とそれに慣れてきた。
ジュンスは ドラキュラと言っても、 人間となんら変わらないように思えた。
ただ、太陽が出ている時間に外を歩けないだけだ。


観光地を一人で回り、写真を撮る。
それを 帰ってからジュンスに見せる。
画像を一緒に見ながら 場所の説明をする。
風景や、建造物や、日向ぼっこしてるネコや 青い空を飛ぶ鳥。
たくさんの写真を撮った。
それらを いつもジュンスは嬉しそうに見てくれた。

特に ジュンスが好んでくれたのが 夕陽の写真だった。
太陽を見ることができない ジュンスのために 行く先々で夕陽をカメラに収めた。



 
 
 

ここは海辺の街。

ベランダから 夕陽が海に沈んで行くのを 見ている。
オレンジ色の 丸い太陽が 水面を空を 明るく照らして、
太陽の周りの 景色だけが温かい色に包まれている。


キレイだ・・・
見ている 自分の心まで 温かい色に包まれる。



何度見ても 同じ景色はない。
雲の模様や、山や 水辺 見る場所や天候が違えば、
それこそ 自分の気持ちも違えば 目に映る景色は違ってくる。


ジュンスもこの景色を見れたらいいのに・・
そう思いながら、俺はカメラのシャッターを押す。



俺は・・ ジュンスの恋人の生まれ変わりらしい。


そう 聞かされた。
ジュンスがどうやって ドラキュラになったのかは知らない。
けど、俺の指にある アザは ジュンスが命を終わらせる時に 印としてつけたものだと聞いた。


生まれ変わり・・・

それは 喜ぶべきなのか・・・


本当に 人は生まれ変わったりするのだろうか・・わからない。
俺は 俺だ。
誰かになれと言われても無理だ。
俺は ユチョンとして生まれて、ユチョンとして死んでいくんだ。

でも、あれから ジュンスの俺を見る瞳が優しい。


それは嬉しいんだけど、、、どこか複雑な気持ちを抱えている。

恋人の身代わりでいいと言ったのは自分だ。
だけど、、、

ジュンスは 俺を見てる?
今、一緒にいるのは 俺だよ・・・


贅沢な悩みかな、、、
それこそ、
恋人の生まれ変わりなんて、運命みたいだ・・と
女みたいに喜んでればいいのかもしれないけど・・ 




ふと 物思いにふけっていたら、太陽の姿が消えていた。


「あ、ヤバイ! ジュンスー 急げ!行くよ!」

俺は慌てて、部屋に戻り ジュンスの手を引っ張った。





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上のサジンは ジュンスがツイにUPしてくれたものです。
ジュンスの好きなモノ。

椰子の木
夕陽

ユチョン ♡


まったりと過ごす 二人 な図