ユチョンの手を取る 自分の手がブルブルと震える。
その指の傷に似たアザ。
これは・・・・・・見覚えがある。
どうして、ユチョンに？
「これはどうした？」
「生まれた時から・・あるんだ・・・」
・・・・生まれた時から・・・・
目をギュッとつむり、「はぁ、、、、」 と ゆっくり吐いた息が震えた。
再び その指を見る。
段々と目の前のユチョンの姿が涙で霞んでいく。
ミッキー・・・・
お前か？
それは オレが人間だった最後の日。
次の世は 一緒に生まれかわろうと、一緒につけた約束の印だった。
オレがつけたんだ。
お互いに親指から血を流し、小指を絡ませ、約束の印を親指を合わせて結んだ。
オレと ミッキーの血を混ぜて、強い誓いを・・・
お前・・・・生まれ変わったんだな・・・・そうだろ？
オレとの、、、約束を お前はちゃんと果たしたんだな・・・・
「はっ、、、、っ、、、、っ、、、、ぅぁ、、、、みっ・・・・」
こんなことがあるのか？
教えてくれ・・・・ミッキー。
許しを請うように天を仰ぎ、溢れた涙が流れていく。
ミッキーの深い愛が、何百年も経った今・・・ここにある。
オレに出会うために、生まれて来た ユチョン。
この指のアザは そうだろ？
オレにわかるように、お前は・・・ミッキー・・・・
この愛を・・・・
オレは 受け取ってもいいのか？
オレは 約束を守れなかった。
こんな・・・醜い姿で生きているオレが・・・
自分の両手を見る。
涙で霞んで見える手は、血にまみれて見えた。
ミッキー・・・・ごめん。
オレは、、、オレは お前との約束を守れなかったんだ。
お前は こうやってキレイな体で生まれ変わったというのに・・
オレは、、、
「はっ、、、うぅっ、、、、、、」
顔を覆い、泣き出したオレを 優しく抱きしめてくれる ユチョン。
「ジュンス・・・・」
その体は とても温かかった。
許されるだろうか。
こんなオレが・・・ユチョンに手を伸ばしても。
許されるだろうか。
一人で生きていくのは・・・寂しい。
幼い子が母親にすがるように、オレはユチョンの腕の中で泣いた。
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私たちの縁は 時間を超え、共にする運命・・
久しぶりに ジュンスの ドラキュラの世界。
この曲を歌詞を心に落しながら、書いてます ＾＾