シアキュラ .8 | チョンサXIA ブログ

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JYJ大好きだよ。
いつかのその日まで。
ゆせりく どハマり中。

 


「オレの部屋で一緒に酒でも飲まない?」



 



オレが声をかければ 断る人間はいない。
女はもちろん、、、男も。

スマートにエスコートしてやって、グラスを合わせ、唇を重ねる。
目がトロンとなって、首に腕を回してくる。



・・・・チェックメイト。


何て簡単なんだと思う。
酒に酔い、オレのキスに酔い、体を開く女。

気が向いたら抱いてやる。
永遠の眠りの前の最後の贈り物だ。


オレの下で あえぐ女。
知らないだろ?
首筋に顔を埋めて、ドクドクと流れる温かな血の匂いを嗅いでるのを。
柔らかい皮膚に 鋭いキバの先が当たっているのを。
少しでも チカラを入れたら、皮膚に突き刺さるのを。


「あ、あ、あ、、、、んっ、、、あん、、」


女の声が高くなる。
ウットリとした顔で見上げてくる。



 



オレに酔い、身を捧げてくる女。
オレは 首に口を寄せ、キバを剥く。


「はぁっ、、、、」


強い愛 撫を受けたと思い、身を躍らす女。
オレは 艶めかしく 雰囲気を壊さないように 血を頂く。


「はぁ、、はぁ、、、、あ、、、イタっ、、い・・・・」


オレの腕をギュッと掴む手が震えている。
オレは キバを引き抜き、そっと耳元で囁く。


「おやすみ。永遠に・・」
「あっ、、あぁぁっ!」


一気に強く 首筋を吸う。
オレの腕を掴む手のチカラが抜け、パタリと落ちた。


抜け殻。
もうその体に用はない。




 



虚しい。


血を吸った後は、いつも 虚しさに苛まれる。
体は満たされるのに、心は寒くなるだけだ。

狩りの工程を楽しんだ後は、一気に 押し寄せてくる。


こんな事を、オレは いつまで続けるんだ。

永遠に・・・
自分が生きるために 永遠に・・・


いっそのこと この身が朽ちてしまえばいい。


そう思うのに、オレは いつもと同じように眠りにつく。
狭く暗い場所に身を沈める。


再び夜が来る時間まで。



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怖いけど キレイ・・・