俺は ジェジュン。
俺は ジュンスに頼まれて ペットのウサギを預かった・・・・・はずだった。
なのに、目の前にいるのは ウサギではなく、人間の男。
自分の目を疑った。
ウサギが消えた場所には 裸の男がいた。
その男は 自分の事を ミッキーだという。
確かに・・・・俺の目の前で姿が変わったんだ。
普通に考えたら怖い。
自分の部屋に 見知らぬ裸の男。
不思議だけど・・・・怖い感じは しなかった。
どちらかというと、ミッキーという男の方が 俺を怖がってる。
ジュンスに電話するかと聞くと、目に涙を溜めてイヤだと言う。
身長は・・俺と同じくらい?声も大人の男の声だ。
体つきもしっかりしてるし・・・歳も同じくらい?
そんな男が 目に涙を溜めて、恐怖に震えている。
見た目とのギャップに、少しだけ 笑えてくる。
下唇を噛みながら大きな体を小さくさせる姿は、子供が親に怒られてるみたいだ。

とりあえず、、、、話は聞かなくちゃな。
「ミッキー、これ おいしいから飲んでみて。
野菜ジュースだから、お前が飲んでも大丈夫だと思うし、ホントにおいしいよ ^^
ほら、 あ~旨い!」
同じモノを 飲んで見せると、その様子を じーっと見てくる。
近寄って来ない ミッキーにグラスを渡す。
ミッキーは 両手でグラスを持ち、クンクンと中の匂いを嗅いで、少し口先を付けた。
すぐに見開かれる大きな目。
あっという間に 全部を飲み干した。
「旨かったか?も少しいるか?」
「うん!」
ミッキーの子供のように無邪気に笑った顔は 可愛かった。
こういうの 何ていったかな・・・・餌付け?(笑)
それでも 少し警戒も解けた気がした。
2杯めの おかわりのジュースに口をつけるミッキーに話しかける。
「その 耳はホンモノ?」
「うん」
「お前、どうやって 人の姿になるの?」
「・・・・シッポ」
「シッポ?・・・あ、シッポ触られるのがダメ?」
「うん」
「この事、ジュンスは知ってんの?」
「うん、パパも知ってる」
「パパ?ぶっ、ははっww パパww」
ジュンスが自分の事を 『パパ』 と呼ばせてることがおかしくて笑うと、わからないと言った風に首を傾げた。
「ゴメンww 何でもないよ。
で、どうやって ウサギに戻んの?」
ミッキーは 恥ずかしそうにモジモジしながら
「パパと交尾したら・・・/// 」
「こうび?」
交尾の事か?動物の交尾は知ってるけど・・・
ミッキーは 顔を赤らめて、ますます恥ずかしそうに照れている。
俺は 恐る恐る聞く。
「あの、、さ。その交尾ってのは 一人で?」
「・・・パパと ///」
「ジュンスと?え?だって お前、オスだよな?」
「うん ///」
「あっはww あっははははははww 」
ジュンス!お前っww はははっww
どうりで 女っ気ないと思ったら! はっはははww 腹、腹イテーww
てか、コイツ、、、ウサギだしっ!
あー ははははははww
ヒー、ヒー・・・・苦しっ、、、、
笑い転げる俺を 目を丸くして見るミッキー。
「はー、、、腹イタイわ。
で、どっち?お前は ネコ?タチ?」
「ん?オレ・・・ウサギだけど」
「あ~、そうじゃなくてww お前が突っ込む方?突っ込まれる方?」
「ふはww ・・・オレが 突っ込む!」
さっきまで モジモジ恥ずかしそうにしてたのに、
自分が突っ込む方だと、自信満々に強気に言ってくる。
「ジュンスっ!あは・・・あっはははははww
あ、、ダメだ・・・・ちょ・・・あっはww あっははww はははっww」
俺はしばらく 腹を抱えて笑った。
こんなに笑ったのは 久しぶりだ。涙でた。
俺は心配そうに 出かけて行ったジュンスの顔を思い出した。
ゴメン、ジュンス。
お前 どこで こんな 楽しいおもちゃ見つけたんだよ。
可愛すぎるだろww
「あー、涙でた。
ミッキー、お前 ジュンスが好きか?」
「うん!オレ、パパが大好き!」
満面の笑顔で答える ミッキーが可愛い。
全身で ジュンスの事がスキだと言ってくる。
不思議な存在だけど、どこか・・・面倒みたくなるヤツだ。
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オレは ネコじゃなくて ウサギ。

オレが 突っ込むの!

あっはっはww

あっはっはっはww

ぶーっ! ジェジュン、笑い過ぎ!
