久しぶりだった。
ミッキーによく似た顔に 名前を呼ばれたのは。
まるで ミッキーがそこにいて、オレの名前を呼んだように思えた。
ユチョンという男に ミッキーが重なる。
似てる。
ミッキーの生まれ変わりかと思うくらい、似てるんだ。
『ジュンス』 と呼ぶ声まで 似てるように聞こえたんだ。
だからだろう、笑ったように見えたのは。
一瞬、人間だった頃に、ミッキーと一緒だっ頃に戻った気がした。
ミッキーと過ごした時間は 甘くて優しくて、やわらかくて
何ものもに変えられない大切なものだった。
色に例えるなら、『 ミルク色 』。
ミッキーが笑うと、甘くとろけるような幸せな気持ちになった。
誰にも渡したくなくて、その手をずっと繋いでいた・・・・
もう アイツはいないのに。
似てるけど、違う。
オレのミッキーは 死んだ。
オレを残して・・・・イヤ、オレが死にきれなかっただけだ。
オレだけ、、醜くい 化け物になってしまった。
「・・・・オレの恋人だ」
目を丸くして驚く ユチョンの顔がおもしろかった。
昔ほどではないが、今も 同性で愛し合うのは嫌悪される。
けど、、、今。
今なら、もっと オレたちは 生きやすかっただろう。
何も悪い事なんてしてない。
なのに、まるで 罪人のような扱いを受けた。
ただ、愛し合っただけだ。
心から 愛する人と結ばれただけだ。
後ろ指を差され、つまはじきにされ、、、無理やり別れさせられた。
だから、、、
だから、、、オレたちは・・・・
「ジュンス?ジュンス、大丈夫?」
「・・・あぁ。」
「さっきの冗談?」
「冗談に聞こえたか?」
「だって、、そんなの・・・」
「ふふっ、、、怖い?」
「何で、俺が怖がらないといけない?」
「イヤ、警戒してるのかと思って」
「俺は、、違うから。俺は女 専門」
「安心しろ。アイツ以外には興味はない」
そう。
ミッキー以外は、オレの糧だ。
「はぁ~ よかったww 俺、ジュンスに食われるかと思った。はははww」

安心したのか、顔をクシャっと緩ませて 笑うユチョン。
人懐こい笑顔をする男だ。
知ってるか?
オレはお前を食うこともできるんだぞ。
そんな のんきに笑ってると、命なんて すぐなくなるんだ。
お前の柔らかな白い肌にキバを立てて・・・
そう、オレは ドラキュラだ。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
明日は 僕ちゃんの少林寺の試合。
なかなか ゆっくりできる時間がないわぁ ^^;
てか、腰をやられました。
重いモノを持つと腰が抜けそうになる(笑)
クセになるのよね~。
はぁ・・・シップ シップ (σ・∀・)σ