ジュンス王子と ユチョン王子.53 | チョンサXIA ブログ

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JYJ大好きだよ。
いつかのその日まで。
ゆせりく どハマり中。




 


久しぶりだ。
こうやって 外の空気を吸うのは。



ジュンス王子がいなくなってから、何もする気が起きなかった。

目が覚めて思う。
なぜ ジュンス王子はいないのだろう。

そう思うことから 一日が始まり、酒のチカラを借りて眠りにつく。
そして、夢の中にさえ現れてくれない とジュンス王子を思い 毎日が過ぎていった。

自分でも情けないと。
そうは思っても、どうしようもなかった。



ジェジュンに無理やり連れて来られた 見知らぬ土地。


ジュンス王子が好きだった海を眺めながら、
今までのことを思い起こしていた。




どれくらい時間が経ったのか。
水平線の向こうに 太陽が沈んでいこうとしていくのが見えた。


 



水面に 映し出される もう一つの太陽。

あぁ・・・ジュンス王子とも 日が沈んでいくのを見たな。

あの日、一緒に見た夕日は本当にキレイで。
空の太陽と、水面に映る太陽が近づいて、キスをするように重なって、
そして ゆっくりと一緒に消えていくのを、二人でずっと見ていた。

手を繋いで、二人で見ていた。

ずっと一緒にいようと。
繋いだ手を離さないようにしようと 思った。

太陽のように 明るい光を放つジュンス王子の顔が曇らないように大事にしようと思った。




 


空を見上げる。

ジュンス王子・・・お前も 夕日を見てるか?

この空は お前の上にも繋がってるんだよな。
笑ってるか?
走ってるか?
歌ってるか?

俺を・・・今でも想ってくれてるか?


ゴメン。
ジュンス王子・・・お前を見送ってやれなくて、ゴメン。
一人、置いていかれるようで怖かったんだ。
手を離したら終わると、最後だと認めたくなかったんだ。

違ったのにな。
俺は お前から逃げたんだ。




ここに来て、やっといろんなことが見えてきた。
 
 
空や、海や、山や、大きな自然の前で、何て自分はちっぽけな存在なのかと思った。
自分の未熟さを思い知った気分だった。


一人で大人になっていたような気がした。
でも 俺は何のチカラも持たない子供だった。
欲しいものをねだり、イヤだと我儘をいう 幼い子供と同じだった。


ジュンス王子の方が ずっと大人だった。

今になって、やっと ジュンス王子の気持ちがわかる。
あのまま二人でいたら。
二人で逃げて、一緒にいたら・・・きっと終わってた。

何のチカラも持たない 俺たちは 日々の生活に疲れて、
気持ちまで擦り減って、きっとダメになってた。

だよな?
だからお前は、俺を守るためにチカラをつけたいって言ったんだよな?


ジュンス王子・・・ごめん。
あの時、気持ちをわかってやれなくて 。

今からでも、俺・・・間に合うかな。
俺も、お前を守れるようなチカラをつけれるかな。





ジュンス王子・・・会いたい。


今も変わらず愛してるよ。