ジュンス王子と ユチョン王子.51 | チョンサXIA ブログ

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JYJ大好きだよ。
いつかのその日まで。
ゆせりく どハマり中。



ジュンス王子は 自分の世界を広げようとしてる。
自分の足で立ち、前に進もうとしている。

それなのに俺は・・・


俺は、踏み出せないでいる。


ジュンス王子を諦めることも、
ジュンス王子を送り出してやることも、
自分が前に進むことも。

俺の中の時間は止まったまま、立ち止ったまま、
ジュンス王子の時間だけが進んでいた。


待ってくれ。
俺を置いて行くな。

一人で大人にならないでくれ。


不安と 焦りと 悲しみと・・・孤独と 喪失感。


また 自分は一人になるのだと。
温もりを知った今、それを手放すことが どれほど辛いか。


いつ?
お前は いつ 俺の元から飛び立って行くんだ?
俺には 後どれだけの時間が残されているんだ?

2年。
先の見えない未来。

お前は 俺の元に帰って来るのか?
他の誰かと歩いて行ってしまうんじゃないのか?

心の中は ぐちゃぐちゃだった。








不安から逃れたくて、ジュンス王子の温もりを求める。
離れたくなくて、ジュンス王子の体をむさぼる。

どこにも行かせないと、ジュンス王子の小さな手をシーツに縫い留め、
何度も何度も、その体を揺さぶった。

でも この心の喪失感は消えない。

俺のモノだと、体中に赤い印をつけた。
俺のモノだと、自分の全てを注ぎ込んだ。


それでも 手の隙間から、時間がこぼれていく。


『行くな!』 口にできない言葉を何度も心の中で叫ぶ。


ジュンス王子・・・
ジュンス王子・・・俺のそばにいろよ・・・・・









その手を離したくなかった。
その温もりを逃したくなかった。

俺は・・・まだ 納得した訳じゃなかったんだ。



なのに、

ジュンス王子は



俺の元から 飛び立って行った。