漠然と考えていた未来。
跡継ぎは ジュノがいる。
僕は、広い世界を見たいと思っていた。
歌を歌いながら、自分がどれだけ やれるのか。
男として自分の力量、限界を知りたい。
自分の視野を広げるのには、外の世界に飛び出すのが一番だと考えていた。
そう。
ユチョン王子に出会うまでは。
今は・・・
今の願いは・・・ユチョン王子と・・・一緒に・・・。

ジェジュンさんが帰った後、チカラが抜けたように ソファに深く背を預けた。
いろんな事が頭の中をグルグルして、動けなかった。
ジェジュンさんは、ユチョン王子を心配していた。
元気がなく、ふさぎ込んでいると。
食事も・・・あまり摂れていないと。
ユチョン王子・・・・っ、、、
胸が締め付けられる。
バカだよ。
なんで・・なんで、あの時 言わないんだよ。
なんで、自分一人で全部 背負っちゃうんだよ。
祝福されるような関係ではないのは わかってた。
でも、それでも そんなことは どうでもよかったんだよ。
ただ、ユチョン王子と一緒に歩いていたかった。
同じ時を 一緒に過ごしたかった。
でも・・それじゃ・・ダメなんだね。
ユチョン王子の未来。
そこに・・・僕は、いないのか・・・・・
「はっ、ははっ、、、ユチョンおおじ・・・・ゆちょ・・ぅっ、ぅぁ・・ぁ・・」

乾いた笑い声の後に出てきたのは、嗚咽と共に零れ落ちた涙だった。
ユチョン王子を想う気持ちが、涙となって体から出てしまえばいい。
そしたら・・・そしたら・・・・・。
僕はベットに潜って 声を殺して泣いた。
どれだけ時間が経ったのだろう。
泣き疲れて、いつの間にか眠っていた。
部屋は真っ暗で、ベランダから月の光が差し込んでいた。
満月・・・
優しい光が月を包んで、降り注いでる。
そっと僕を照らし、心にまで その光が届いてくる。
キレイだ。
ユチョン王子・・・あいたい。
僕は、同じ光に包まれたくて、ユチョン王子にメールを送った。
『ユチョン王子 夜空を見て』
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ヨロブン、あんにょん ^^
ちょっと、今回 お話短いけれど (;´Д`)ノ
ではでは、暑い毎日ですが、よい お盆をお過ごしくださぁい o(〃^▽^〃)o