ジュンス王子と ユチョン王子.36 | チョンサXIA ブログ

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JYJ大好きだよ。
いつかのその日まで。
ゆせりく どハマり中。




大きな歓声が上がる。
今日は、久しぶりの試合で 僕はピッチの上を走っていた。

やっぱり気持ちいい。
緑の芝の上を、風を感じて走る。
体を チカラをコントロールして、相手をかわしながら ゴールを目指して走る。


 

 
前半、まだどちらにも点は入ってない。
僕は 客席に座っているユチョン王子にカッコいい姿を見てもらいたくて、
どうしても自分でゴールをしたくて必死に走った。

ユチョン王子がいてくれるから、もっともっと頑張れる。
僕は、もっともっと 走れる。
 
ユチョン王子・・・・




僕たちは、時間を見つけては 二人だけの部屋で 甘い時間を過ごした。
TVを見たり、食事をしたり、
視線を絡ませ、唇を合わせ、体を重ねた。

料理のできない二人で一緒に立つキッチンは、
料理をしてるような、実験でもしてるような、とても危険で、
でも楽しくて。
まるで、新婚カップルのような時間に 僕は酔っていた。



 


一緒にいれば、何をしても楽しくて、
一緒にいれば、何もしなくても  心地よい時間が流れた。

ユチョン王子と過ごす時間が増えるほど、僕の好きな気持ちが増えていった。





「ジュンス王子!ナイスシュート!」
「おっし!」

 


後半、中盤に 僕はゴールを決めた。
やっと、もぎ取った1点。

僕は観客席のユチョン王子に 笑顔を向けた。


あれ?
確か、あそこに座ってたはず。
ユチョン王子、トイレかな?
何だよぉ~!僕がゴールを決めたのを見逃すなんてぇ!
僕、すっごいカッコよかったのにぃ。


せっかく高揚した気持ちが、ため息と共に口から逃げた。
でも、まだ試合は終わってない。
僕は チームメイトと声をかわしながら、再びボールを追った。


ボールを追いながら、チラチラと観客席を見る。
まだ席に戻って来ない。
トイレにしては長すぎる。
何かあった?


結局 試合が終わっても、ユチョン王子の姿が現れることはなかった。



「ジュンス、お前・・ゴール決めた後から集中してなかっただろ」

 
 

「ん・・・ヒョン、ごめん」 
「なんかあったのか?」
「イヤ、、、ん・・・気をつける」
「まぁ、勝ったし ジュンスのゴールが決めてになったから、あれだけどさ。
 サッカーはチームプレーだろ?」
「うん。ホント ごめん。」


ジュノの言う通りだ。
僕、きっと舞い上がってるんだ。
みんなに迷惑をかけないように、しっかりしなきゃ。


反省もしつつ、でも 姿が見えないユチョン王子が気になった。
携帯を見ると、

『家から急ぎの呼び出しがあった。最後まで応援できなくてごめん。
 ジュンス王子 頑張れ!』

と、メールが残されていた。


はぁ~何だよぉ・・・・
僕のゴール決めたのも見てないし、この後 一緒に・・と思ってたのに。


試合には勝ったのに、負けた後のような脱力感が押し寄せた。





「しょうがないな。はぁ、、、今日は、歌の練習するか。」

僕は 久しぶりの公演となるミュージカルの楽譜に目を落とした。

 





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あ、ジュンス王子の職業、サッカー選手じゃなかったww
仕事させるの忘れとったww