ジュンス王子と ユチョン王子.20 | チョンサXIA ブログ

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JYJ大好きだよ。
いつかのその日まで。
ゆせりく どハマり中。




「おっ ^^ ユチョン王子///」
「いらしゃい ジュンス王子 ^^
 ん?・・・なんか、いつもと違うね。」
「そう?おかしい?」
「いや、カッコいいよ ^^」


ユチョン王子に褒められて 心の中でガッツポーズ。
この日のために 何着も 服を着て選んだんだ。




少しでも ユチョン王子によく思われたくて、自分なりにおしゃれな服を選んで着てきた。
黒のタンクトップに黒のパンツ、ブルーのコートを羽織って。
ちょっと大人の男って感じだろ?




こんな服装をすると 気分まで 変わってくる。
ユチョン王子に案内されないと わからないくせに ユチョン王子より 2,3歩先に歩いてしまい、

「え?どっち?どこ?」 と何度も振り返ってしまった。


僕・・・もしかして 気合が入りすぎ?

少し心配になりながらも ユチョン王子の顔を見ると ニコニコ優しい顔で いろいろと説明をしてくれたので、
僕は ほっとした。



ユチョン王子に案内されて 新しくできた トリックアートの館に入った。
そこには、おもしろい仕掛けの絵や写真がたくさんあった。


「うお!ユチョン王子の手が出てきてる!」





「うははははww スパイダーマンごっこww 」




「あ~ ユチョン王子ぃ めっちゃ楽しいよぉ。うははんww」



僕は上機嫌で 館内を歩いた。



「お?」

そこには 裸の女性の絵があり、その前に少年が立ってる トリックアートがあった。


僕は 少年の肩に手を置くようにし 女性の おっぱいを凝視した。

『すげぇ!おっぱいだぁ ww うきゃんきゃんww』


僕は興奮してしまっていて、すっかりユチョン王子のことを忘れていた。


「ジュンス王子、おっぱい好き?ww」
「え?」


振り返ったら ニヤニヤ笑って僕を見る ユチョン王子がいた。


「え?やっ、絵を!ど、どんな仕組みになってんのか ち、近くで見ただけだよ!」
「ふぅぅん ww  いいじゃない?^^ 男なら おっぱいスキでしょww」
「ユチョン王子も?」
「ん~ だって 男だしww それなりにね ^^」

「・・・そっか。」


あ、なんでだろ。
ユチョン王子が おっぱい好きって言うの聞いてなんか・・・ちょっとショック?

僕、女の子みたいに 胸ないし・・・・


僕は 今日 それなりの覚悟をしてきた。
僕は 経験がないから 不安だけど、それでも ユチョン王子のことが好きだから 
心も体も もっと近づきたいって・・・


僕の好きは そういう好きだけど、
ユチョン王子の好きは どんな好きなんだろう。


ペッタンこな 男の胸より、柔らかくて大きい女の子の胸の方がいいよな・・・


僕は自分の手を、平坦な硬い胸に当てた。
さっきまで あんなに楽しかったのに・・・・気持ちがしぼんでいく。


「ジュンス王子、どしたの?」
「あ、うん。なんでもない ^^ 次、行こ。」


僕は 不安の種を飲み込み その場を後にした。




外に出ると、夜になっていた。
イルミネーションで美しく輝く園内の遠くに デコリン城が見える。
ブルーでライトアップされていて、ここからでも幻想的な雰囲気が感じられる。


「すっごい!ユチョン王子、デコリン城すっごいキレイだよ!」
「ふふww ありがとう。近くに行くと もっとよく見れるよ。」


早く 近くで見たくて 僕はユチョン王子の手をとって 城まで走った。


「わぁ~ すっげー!デコの窓のとこ すっごいピカピカ光ってるよ!うははんww」
「でしょ?(笑) あれ、けっこう大変だったんだww」


昼間は真っ白なデコリン城が 夜の顔を見せていた。 
上の方はブルーライトで、足元の方は 優しいオレンジのライトが使ってある。
まぶしいほど キラキラと光輝き、いたるところに可愛いフェアリーが飛んでいた。


 
そっとユチョン王子を振り返ると、満足げな笑顔を見せている。
男の人なのに キレイで とてもカッコいい。


ジワジワと この胸に込み上げてくるのは なんだろう。
ユチョン王子・・・僕・・・すごく 君が好きだよ。
どうして こんなに幸せな気持ちでいっぱいになるのかな。



「ありがとう、ユチョン王子。僕、すっごく嬉しいよ。 」
「うん、よかった。喜んでもらえて ^^」



「ユチョン王子・・・」


胸がいっぱいになって、ユチョン王子の目を ジッと見つめると
ユチョン王子は そっと腰を抱いてくれた。



熱くなる。
ドキドキして 胸がキュンキュンして・・・
もっともっと ユチョン王子を好きになる。



「・・・まるで デートしてるみたいだね/// 」
「そうだよ。ジュンス王子のために準備したんだよ。」



耳元で 低い声が 優しく響いて 僕は 腰からくだけそうになった。