私が その迷宮に足を踏み入れて この夏で4年が過ぎた。
まだ出口は見つからない。
私が歩く道には いろんなジュンスがいる。
かわいい ジュンス
おもしろい ジュンス
カッコいい ジュンス
大人の顔を見せる ジュンス
かと思いきや 少年のような 幼さを見せる ジュンス
女の子よりも 可愛い ジュンス
キレーな 美しい ジュンス
私は そんなジュンスが走り抜けていった後を 一生懸命に追う。
ジュンスは 足が速くて 振り返ってくれる事は少ない。
だから 見失わないように ただただ ジュンスの姿を声を追い求める。
だけどね たまに…たまにね、迷子になる時もあるの。
右も左も上も下もわからなくて、自分がどの道に進めばいいのかわからなくなる。
普通の迷路なら 非常口 とかがあるんだろう。
でも 私の歩く道には 非常口とかなくて 立ち止まると進めなくて
声を出すこともできなくなる。
ジュンス以外の何かを 誰かに目を向けることもできるなら
もう少しラクに歩けるのかもしれない。
けど、それを 私の心は 許してくれない。
だから たまに苦しくなる。
ジュンスの声が聞きたくて
ジュンスの姿が見たくて 想いがどんどん募っていく。
苦しくて 切なくて どうして?って考えても答えが出なくて、
自分の存在を消してしまいたくなる。
そんな極限状態にならないと 意地悪なジュンスは姿を見せてくれない。
しかも、そんな時に限って とびきり ステキなジュンスなんだ。
ジュンスの声が 乾ききった心に沁みて
ジュンスの姿が しおれた心を元気にしてくれる。
「あぁ…ジュンス そこにいたの?
私、ずっとずっと探してたんだよ。」
泣きじゃくる私を そっと抱き寄せてくれる。
ジュンスの腕の中は 温かくて安心できて なのにドキドキして、
ギュぅっと心臓を掴まれたみたいに 甘くしびれる。
そして ますます 私は ジュンスという名のラビリンス 奥深くに足を踏み入れる。
ジュンスに導かれ 私はどこまで行くんだろう。
この迷宮の出口は存在するのだろうか。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
何が言いたいかって…?
ただ ジュンス が大好きってこと。
ジュンスしか 愛せないってこと。