映画『関ケ原』
原田監督は
小早川秀秋の優しき心ゆえの葛藤を描き
島左近のぶれない生き方で人というものを問い
愚直なまでに義を貫いた真っ直ぐな三成を描きました
司馬遼太郎の『関ケ原』を読んでから35年
岡田君、平さん、東出君で映画が観られるとは思いませんでした!
平さんは三成が自分の石高を差し出しても家臣に欲しいと懇願した
稀代の武将を体現していました~
私はお父さんの有栖川宮が好きでしたが
ますます似てきましたね~☆
普段の物腰の柔らかさといい、平岳大さんは好きな役者さんです~^^
そしてもう一人!
北村有起哉さんも好きな役者さん
井伊直政からも目が離せませんでした~~
徳川家康といえば本多正信
そして、本多忠勝、酒井忠次、榊原康政、井伊直政の四天王
大河ドラマ『直虎』では菅田君が直政役で登場ですが
この直政こそ井伊直政!
歴史の繋がりを感じます~
馬上から斧を投げる姿
走りながら西洋のクロスボウのような弓を射る姿
どれもが少しの揺れもなく
岡田君は戦国武将そのもので
もう現代に帰ってこれないのじゃないかと思いました・・・>_<
「天下悉く利に走るとき、理念をもって流れと逆しまに走ることは
男にも女にも面白い事、生きる道なのです」
「正義は一言で言えば、人間の価値です」
と言う原田監督が紹介した以下の石橋湛山の言葉は
私に深く染み入りました
『人が国家を形づくり国民として団結するのは
人類として、個人として、人間として生きるためである。
決して国民として生きるためでも何でもない』
鑑賞日;2017年8月27日