“羆風”(「戸川幸夫動物文学全集」6”) | XIAHSTAR

“羆風”(「戸川幸夫動物文学全集」6”)



雑草、カラスときて
アイヌ民族最後の狩人と言われた姉崎等さんへの
何回かに渡るインタビューをまとめた
(姉崎さんから直接話を伺っているような気持ちになります)
片山龍峯さんの「クマにあったらどうするか」を読んで以来
「熊」に関する本を読んでいます。

北海道で大正時代に起こった
日本最大の獣害と言われる「三毛別羆事件」を
動物文学者である戸川幸夫さんが羆の目線で
書かれた物語です
この事件については姉崎さんも話されています

コミックや小説もありますが
聞き取り調査をして書かれた
脚色のないルポルタージュ(購入済)と
戸川さんの“羆風”を読むつもりで図書館から借りました

図書館でも書庫に入っているんですね・・・

 




ここに収録されています

 


中学生の頃、放送部でアナウンスを担当していた私は
お昼の番組が急遽、中止になったときなどに
戸川さんの“高安犬物語”が好きで、よく朗読していました

動物文学者らしい目線から描かれた物語は
羆にも人間にも等しく心をかけ
様々な偶然の重なり合いから生まれた悲劇を
冷静に分析していると思いました