“クマにあったらどうするか”
今年最初の一冊は
アイヌ民族の最後の狩人姉崎等さん
(姉崎さんはアイヌ民族と日本民族の
二つの民族の血を受け継がれていました)への
片山龍峯さんの何回かにわたるインタビューを
文字におこしまとめた
“クマにあったらどうするか”
です~

全国でクマの被害が報告されていますが
もともとクマは人間の近い所に住んでいた動物
極力人間に会わないようにと暮らしていたのが
なぜ人間が襲われることが多くなったのか
帯にもあるように
この本はクマ知るための教科書です!
“クマは人を観察している”
“一度人を襲ったクマは駆除しなければならない”
“もともとクマは人間の傍で生きてきた”
クマの食物が減ってる現実は、気候やクマの出産だけでなく
原生林を伐採して、成長の早い針葉樹ばかりを
植林したことにも原因がないとはいえません
“規則をよしんば作っても
クマの方は守るかもしれないけれど、
人間の方は守らないでしょう”
という姉崎さんの言葉はとても重く、深い言葉です。