ドラマも終わっちゃいました
そして読み終わっちゃいました
京都、東本願寺近く
モルタル造りの看板もない“鴨川食堂”
料理雑誌『料理春秋』に掲載される
“食、捜します”の一行広告を頼りに
縁あってたどり着いた客たち
流とこいし父娘の手で探し出された食は
豪華とは縁遠い普段の食卓に上る料理たち
でもその料理たちは
思い出の人々と繫がり
想いが込められた替わるものがない
ただ一つの大切な味
食を探してもらった客たちのこれから
それを想像しながら
私もお相伴をさせてもらったような
ほっこりと温かい物語でした~