“君死にたまふことなかれ”
今月2日に京都大の教授や学生が
『自由と平和のための京大有志の会』を設立し
声明書を発表したことが
15日付の東京新聞の記事になっていたそうです
“君死にたまふことなかれ” (与謝野晶子)に
重なります
語りかけるような詩的な文章が
若者たちの心をつかみ
声明書をインターネット上で公表すると
FBのシェア数が瞬く間に1万を超え
評判を呼んでいるそうです
京大有志の会の声明書
戦争は、防衛を名目に始まる
戦争は、兵器産業に富をもたらす。
戦争は、すぐに制御が効かなくなる。
戦争は、始めるよりも終えるほうが難しい。
戦争は、兵士だけでなく、
老人や子どもにも災いをもたらす。
戦争は、人々の四肢だけでなく、
心の中にも深い傷を負わせる。
精神は、操作の対象物ではない。
生命は、誰かの持ち駒ではない。
海は基地に押しつぶされてはならない。
空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。
血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、
知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい。
学問は、戦争の武器ではない。
学問は、商売の道具ではない。
学問は、権力の下僕ではない。
生きる場所と考える自由を守り、創るために、
私たちはまず、思い上がった権力に
くさびを打ちこまなくてはならない。