“城井谷の山川草木のすべてが私の一部だ”(『軍師官兵衛』第36回by宇都宮鎮房) | XIAHSTAR

“城井谷の山川草木のすべてが私の一部だ”(『軍師官兵衛』第36回by宇都宮鎮房)




『軍師官兵衛』

第36回“試練の新天地”





風雲急を告げる

試練の始まりを予感する布石が随所にあって


どきどき緊張しながら観てました




長政はじめ血気に逸る

黒田家の若武者たち


新天地で自分たちの力を見せて

殿や善助たち家老職の重臣たちにも

黒田家のために働けることを認めてもらいたい



その気持ちも充分に承知しながら

若さゆえの危うさに

“落ち着け”と諭す官兵衛


杖を振り回す殿なんて

これまでありませんでしたし

長政へのあのひと睨みは

今が大事なところと

充分すぎるくらいに伝わってくる迫力でした



祖父や父が播磨の地で

その土地と民とともに辛苦を共にしながら

黒田家を興してきたことを

祖父たちに聞かされ

また、身をもって知っている官兵衛と


父母と離れ人質としての年月はあったとしても

いわば生まれついたときからの若殿である長政では

領民や領地への考え方も違うのですね



官兵衛を尊敬し心酔する又兵衛と

長政との微妙なすれ違いも・・・




そこに400年来

城井谷で領主を務め

領民の信望も厚い

名家宇都宮家の党首鎮房が現れる



恩賞といは言いながら

鎮房に対し400年来の土地からの

国替えを命ずる秀吉


農民出身の秀吉ならば

長きに亘って治めてきた土地への愛着が

そんなに簡単に手放せるほどのものではないことが判っていたはずなのに



ここにも人の心を読むのに長けていたはずの

秀吉の心の眼の曇りが表れてました




二男熊之助と久しぶりに逢い

可愛がる官兵衛は

声が官兵衛というより

甥っこちゃん可愛がる岡田君はこんな感じかな~

と思わせる

素の岡田君の声みたいでした~~







秀吉がおねに語った

“九州に官兵衛を置いた考え”



信長がかつて語った夢に

秀吉と官兵衛は“共に行きたい”と

目を輝かせましたが


その時、信長の頭にあったのは

まだ観ぬ世界への“制覇”


でも官兵衛の心には

後の支倉常長ら慶長遣欧使節団のような

知らない世界を見てみたいという

見聞の気持ちだったように思います


播磨の海を眺めながら

おじじさまの話を聴いて

海の向こうに思いを馳せたように



秀吉はあの時どうだったのか・・・


信長により近くにいた秀吉は

同じようにやはり“制覇”だったのか


それとも成り上がっていく心は

茶々に出会うことによって

その伯父信長以上になりたいと加速し

もっと高みをめざしたのか




どちらにしても

その秀吉の野望が

黒田家にも悲劇をもたらすことに・・・・


熊之助・・・・・TT


あのやんちゃな可愛さも布石だとしたら

胸が痛いです><















インタビューは


“城井谷の山川草木のすべてが私の一部だ”



宇都宮鎮房の心そのものを

迫力のある渾身の演技で語った

宇都宮鎮房役の村田雄浩さんです~



乗馬の上手い村田さん

岡田君のことも話されてます~^^




“鎮房のすべてに共感できる”



     ↓

http://www1.nhk.or.jp/kanbe/special/special_56.html