宇都宮鎮房参上!(“軍師官兵衛”第35回)
昨夜の軍師官兵衛第35回“秀吉のたくらみ”
唇の端で表情変えずに冷笑する三成さん
闊達に笑うも目は全然笑わない秀吉さま
官兵衛までも脅し始めた秀吉さんに
官兵衛は小寺政職に仕えていた時のように
振り回されてましたね~
黒田家では冷静沈着で重厚な殿も
秀吉さんの前では
その変わりようにおろおろ・・・
岡田君は声の質感まで変えて
栄華を極め独善的になっていく秀吉さまに
翻弄される官兵衛を演じてました
“秀吉さまは変わっていなかったぞ”と
家中に報告する官兵衛の
それはそれは嬉しそうな声~
しかし・・・
あんなに人間が大好きで
人の心の機微を読めて
それゆえ、ここまで辿りつけた秀吉さんが
権力というものを手にいれた途端
相手の心が読めなくなってしまうとは
皮肉なものです~
欲のない官兵衛を恐れるのも
無理ないですね
そして~~宇都宮鎮房参上!
村田雄浩さんの存在感
長く続く家柄
400年も間、土地と人心を治めてきた自負と
戦国武将の一徹さを漂わせ
この人を敵にしたら難儀に違いないと
官兵衛に思わせた登場でした~~
“鳶の笛”
今、取り寄せしたこの本を読んでいますが
ドラマでは鎮房の嫡男朝房を殺したのは
官兵衛となるようですが
この本では実際に手を下したのは
官兵衛の命を受けた清正の家臣
秀吉の命とはいえ
鎮房を実際に謀殺したのは長政なので
父官兵衛にも殺したくはない者を
殺さねばならなかった傷みを分かち合わせる
演出なのかもしれないです~