“花よりもなほ”でいいなあと思いました(by “蜩ノ記”小泉堯史監督 ) | XIAHSTAR

“花よりもなほ”でいいなあと思いました(by “蜩ノ記”小泉堯史監督 )




10月4日の公開に向けて


各映画雑誌が“蜩ノ記”の特集を組んでいます~






まず19日発売の3雑誌




全て~髭の役所広司さんと岡田君の表紙です~







“日本映画navi”と“Cinema Cinema”には

小泉堯史監督の談話があって

映画の肝になるキャスティングのことや

ロケの面白さなど興味深い話が載っています~





“日本映画navi”では












岡田君をキャスティングした経緯について


“花よりもなほ”でいいなと思ったこと


“花よりもなほ”で衣装を担当していた黒澤和子さんが

「運動神経が抜群によくて、走ると早すぎて

カメラのフレームから外れちゃうほどなんですよ」って

推薦してくれたそうです



オールロケの“蜩ノ記”


予告で流れている

庄三郎が石段で薫の手を引くシーンについても


あれ以上引けないアングルだったからこそ

石段の高さが強調されて自然なシーンになったこと


予告で観た時

あの高さなら手を引いて貰わなければ

私も無理だろうな~と思いました~








そして“Cinema Cinema”では









岡田君のキャスティングについて



岡田さんはそのたたずまい、所作も含めて

素晴らしい庄三郎に立ち合わせてくれたなと思います。

彼は非情にストイックで自分に厳しい。

それが庄三郎という役に立派に生かされているんですね。

撮影の合間を縫って、毎晩素振りをしていたそうです。

成田での剣術の稽古もすごく楽しそうで、

それが終わったら今度は「格闘技の稽古に行くんだ」

というので驚きました(笑)。

信じられないぐらいタフな人ですね。

運動能力がずば抜けているから殺陣も素晴らしかった。



と話されています





撮影に入る前の準備の大切さ



そして、“美しい映画を作りたい”と言われていたという

黒澤明監督の言葉を引いて


「歴史は鏡」と言いますが、

鏡の中にある悪意や憎悪、残虐なことを

ことさらフィルムに映し出して見せたいとは思いません。

この映画を観て、もしかしたら今とは違う自分、

より良いものになれるかもしれないと

希望を持っていただけたら、作り手として

こんなにうれしいことはありません。

黒澤さんが常々スタッフに語っていた

「僕は美しい映画を撮りたいんだよ」と言う言葉を

もう一度胸に、一歩でもそれに近づけるよう

僕も頑張りたいですね。

でも、「日暮れて途遠し」ですかね。

若い人に頑張っていただかないと。





読みながら

背筋が伸びるような言葉の数々







映画が本当に楽しみです~