仙台銘菓“支倉焼“”の包装紙に殿の印が~~ | XIAHSTAR

仙台銘菓“支倉焼“”の包装紙に殿の印が~~




キリシタンになった官兵衛ですが

その痕跡はあまり残っていません


それは、その後秀吉が“バテレン追放令”を

発布した手前

黒田家が官兵衛がキリシタンであったことの痕跡を

隠したからとも言われています


その数少ない痕跡の一つが

文章に残された如水のロー字印です



この印章は

江戸東京博物館での“軍師官兵衛展”で

買い求めましたが~



Simeon Josui



と彫られています





実はこの印章は

“軍師官兵衛”展のために作られたもので

東京と、現在開催中の福岡等3ヶ所の会場のみで

販売したものなのだそうです。


追加制作はせず

在庫が無くなれば終了とのことでした











さて先日仙台の父のところに行ったとき

久しぶりに懐かしいお菓子を

お土産に買いました~



有限会社ふじや千舟が

現在もひとつひとつ手作りで

しかも販売するお菓子は

これだけというこだわりの支倉焼






支倉焼はその名前が示すように

慶長遣欧使節としてローマに渡った
支倉常長の偉業に敬意を表して作られました


お菓子を直接包んでいる

個別のパラフィン紙は

朱と緑の2種類あって

慶事のお菓子として使われるときは

朱の包装紙だけを

弔事の時は緑だけを使用します


私も母が弔事用に

持たせてくれたことがありました




家に帰って、菓子箱の包装紙を開いて


驚きました!!








な!なんと!!


見覚えのある殿のローマ字印が(左上に2個)

デザインされているではありませんか~~~








伊達藩の支倉常長と官兵衛に

なにか接点があったのだろうか~~?




これは尋ねずにはいられません~~>_<





お菓子のことではないのですが

もしご回答いただけるなら幸せですと

質問メールをしてみました~



二週間ほどして届いた回答には





支倉焼の包装紙に

「細川忠興」・「大友宗麟(義鎮)」・「黒田孝高」の

印章があるのは、彼らがキリシタン大名だったので

使用させてもらっていること


支倉常長もまた、慶長遣欧使節としてローマに渡り

キリスト教に改宗、洗礼を受けたこと。


そのような点をふまえ五十余年前「支倉焼」を

販売するにあたり、

先代社長が郷土史家の方々と相談し、

支倉常長公のイメージであるキリスト教を象徴して

日本のキリシタン大名の印章をデザインとして

包装紙などに取り入れ

今も五十余年前からのデザインを守り、

印章を使わせもらっていること。


そして各印章をデザインとして使用する際には

商標登録をさせてもらっていることも

書き添えてありました。







殿以外の印章は






大友宗麟

FRCO












細川忠興

tada uoqui








まさか仙台で殿の印に出逢うとは~



ちょっと嬉しかったです~~