父上を追って(軍師官兵衛第32回“さらば父上。”)
主君政職の黒田家に対する悋気を察し
若くして家督を息子官兵衛に譲り
陰で黒田家の精神的支柱となり
屋台骨をしっかりと支えてきた大殿職隆が
孫たちの賑やかな声と
穏かな光のなかで
その生涯を閉じました
土地を治めること
領民との関係を
目薬で財をなし武家となり
領民の信頼を得ていった黒田家らしく
頭ごなしではいかぬが
甘すぎてもならぬ
そのさじ加減が肝心と
長政に諭す職隆
光との関係も
嫁を信頼し
時に庇い
理想のお舅さんでした~
恭兵さん演じる職隆は
どんな時も冷静に時流を見つめながら
決してぶれない気骨ある心意気と
いつも穏かで優しい笑顔に溢れてました~
黒田の昔話を
たまには長政に聞かせてやってくれと
父から言われた官兵衛は
稲の刈り取り時期を例に挙げ
長政に諭します
その言葉に長政は
祖父職隆から聴いた話を重ね
自分の非を認めるのです
祖父の話があったからこそ
父の話も素直に聴くことが出来た長政
孫に対する祖父ならではの
穏かに噛み砕くように話す恭兵さんと
秀吉の軍師として黒田家の当主として
多くを語らずにその芯を語る岡田君
同じことを伝えながら
この場面の二人の演技の違いも
見ごたえありました~
父官兵衛の姿を追う長政
官兵衛もまた父職隆を追うのでしょう
特集メモリアル“さらば父上。”
↓
http://www1.nhk.or.jp/kanbe/special/special_51.html
今回の軍師官兵衛を語るは
糸役高畑充希ちゃん
二人の未来が判るだけに
楽しそうな二人の語らいが長く続きますようにと
願ってしまいます~☆
“戦国の、バカップル”
↓
http://www1.nhk.or.jp/kanbe/special/talk.html#2014810
秀吉と三成
悪くなってきましたね~~
官兵衛と一緒になって笑っても
決して目が笑ってない秀吉
官僚三成も本領発揮し始めました
関白の官位を受ける秀吉に
権力者の驕りを感じとった官兵衛
子飼いの家来はいても
家康のような譜代の家臣がいないことを
官兵衛から指摘された秀吉
自分でも判ってるだけに
痛いところをつかれてむっとしますが
それこそが、豊臣家の滅亡に繫がって行くのですから
官兵衛の今を、将来を観る目はやはり確か
弟秀長の死、そして官兵衛を疎んじたことが
大きかったと言われますが
まさに諌める人が傍にいなくなったことが
豊臣家に転落の始まりでもありました