土牢に入れるのは善助しかいない&田中哲司さんインタビューup
昨夜の軍師官兵衛大22回“有岡、最後の日”
毎回岡田君の蒔く布石を見逃さないようにしてますが
今回も
俳優さんたちの
どのシーンも
どの台詞も
どの表情も
見逃すことのできないものでした
織田信長の“天下布武”の号令のもと
家臣として戦いに明け暮れる日々のなかで
狂気に捕らわれて精神を病んでいく荒木村重
やはり彼は群雄割拠の戦国という時代に生きるのには
優しすぎたのかもしれません
牢のなかの官兵衛に対する“生きろ”という言葉も
あの時代、いくら劣悪な環境といえども
生かしておいたことは
村重の心から悪人になりきれない
人となりを感じました
でもだしや幼子を見捨てて逃げるのは
やはり自分が生きることで信長に勝つという
そのことしか見えていない
病んだ精神ゆえだったのか・・・・
キリシタンゆえ自分で命を立つことをやめる
だしの想い・・・・
華々しい英雄たちの影で
戦国時代に生きた女性たちの強さを
だしという女性もまた体現してました
このあと本能寺の変の濃姫も
信長と運命をともにするという演出らしいので
楽しみです
そして~
善助、九郎右衛門、太兵衛
まるで三銃士~☆
でした~
かんぬきを開ける九郎右衛門
刀を投げ渡す善助
敵味方入り乱れての攻防のなか
槍を片手に血路を拓く太兵衛
殿の救出に向かう3人のバックに流れる
菅野祐悟さんの音楽のかっこよかったこと~
殿を見つけ
するするとあの狭い土牢に入っていく善助
小柄な濱田君だからこそのシーンでした
太兵衛に背負われ
外の世界に出て行くスローモーションの演出も
1年という長かった幽閉シーンをフラッシュバックさせ
胸にこみ上げるものがありました
撮影スタッフさんのごだわりが~☆
土牢に幽閉されてからは
目だけでの演技が殆どの岡田君でしたが
眼差しに様々な色を宿らせ、官兵衛の心情を写してました
“わしが預かる”
官兵衛に対して親切だった門番の加藤又左衛門(重徳)は
官兵衛のその瞳に宿る真実に
息子玉松を託します
官兵衛は約束どおり玉松を養育
実子のように可愛がり黒田姓も与えます
後の黒田八虎、もちろん黒田二十四騎にも名を残す
黒田一成です
黒田八虎は
善助、九郎右衛門、太兵衛
官兵衛の3人の弟
後藤又兵衛、そして一成の8人ですから
官兵衛の信任篤い家臣だったか判ります
今回のシーンでも
犬を探しにきた玉松が父に帰るように諭されますが
それでも、官兵衛を気にしている様子に
これからの二人の関係性が見えていて
これも後半に向けた布石の一つですね~
田中哲司さんのインタビューはこちらです~
“不運の男、荒木村重”
↓
http://www1.nhk.or.jp/kanbe/special/special_35.html