永遠の0

読んだ人それぞれに
幾通りの想いを遺して
宮部は空の彼方へ
“風たちぬ”を観た方で
まだ“永遠の0”を読んでいない方がいたら
ぜひぜひ読んで欲しい・・・
兵を人と思わなかった時代
零式艦上戦闘機
パイロットを攻撃から護る防御の鉄板が
薄かった戦闘機
類を見ない航続距離が
無謀な作戦を生んだこと
作った者に対する宮部の言葉は
深く胸に刻まれます
あの時代に
否応なく命を奪われた人々のことを
戦禍のなかを必死で生き延びた人々のことを
忘れてはいけない
戦争を知らない若者が
この本を手に取れる
その自由が脅かされることがありませんように
一人読むことをお勧めします
涙を止めることができないから