DJポリス
清々しい気分になった出来事でした~☆
歓喜に沸く群集に
柔らかな心で語りかけた機動隊員
イソップ寓話の北風と太陽にもちょっぴ似て
群集とその行動を規制する隊員
共感の心があっての呼びかけが
人々を動かしました
今朝の天声人語でも取り上げられていました
その警察官はネット上で「DJポリス」と名付けられた。
サッカーの日本代表がW杯一番乗りを決めた4日夜。
東京の渋谷駅前交差点を埋めたファンを、指揮車の上から誘導し、
喝采を浴びた
「警備にあたっている怖い顔をしたお巡りさんも、
皆さんと気持ちは同じです。皆さんのチームメートです。
チームメートの言うことを聞いて下さい」
「お互い気持ちよく、きょうという日をお祝いできるよう、
ルールとマナーを守りましょう」
騒然とする若者らへの呼びかけが傑作だ。
映像で見ると、路上から驚きの声や笑いが起こり、
「お巡りさん!」コールが広がった。
「声援もうれしいですが、皆さんが歩道に上がってくれる方が
うれしいです」と返すDJ。
こんな光景は珍しい
集う人々を警備の対象としてだけ見るのではない。
喜びと高揚をともに感じている同じ人間として、
協力を求める。そこに当意即妙の才がのぞく。
理より情への訴えが、共鳴を呼び起こしたとも思える
DJは20代の機動隊員だ。
警視庁によると、当日の言葉はすべて自分で考えた。
「人の心に響く。琴線に触れる」を心がけ、
現場の状況や人々の年齢に合わせて
柔軟にアレンジしたという。
力量のある前線が信頼されて働く姿は気持ちがいい
劇的なPKを決めた本田圭佑(けいすけ)選手が
5日の記者会見で言った。
「どうやって自立した選手になって『個』を高められるか」。
たぶんDJもそんな気概の持ち主だろう。
若い人たちにいいものを見せてもらった。
(2013年6月7日朝日新聞天声人語)
↓
http://www.asahi.com/paper/column.html
今日の読売オンラインの記事
↓
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20130607-567-OYT1T00644.html