レ・ミゼラブル | XIAHSTAR

レ・ミゼラブル












ジャン・バルジャンのヒュー・ジャックマン

数年前のアカデミー賞授賞式
司会者パフォーマンスでは
歌って踊って話してとても器用な俳優だと感じましたが
苦悩を滲ませた演技と歌声は見事でした~




そのジャン・バルジャンを執拗に追うジャベールにラッセル・クロウ

ラッセル・クロウが歌うの~~と
観る前は驚きましたが
ジャン・バルジャンを追いつめていく非情さの陰に
革命の犠牲になった少年の胸に勲章を着ける優しさ
自身の信念ともいえる正義が揺らいだときの絶望感
ラッセル・クロウならではの存在感が~


歴史が変って行くその奔流で
あまりに痛ましいファンテーヌ
減量して,そして私生活では自分の結婚式を目前にしながら
髪を切って役に臨んだアン・ハサウェイ
プリンセスのイメージが強かった彼女でしたが
こんなに演技派だった?と感じる熱演です~



コゼットのアマンダ・セイフライトは
やっぱり輝いてます~
映画“マンマ・ミーア”のときも
彼女が出てくるだけで,その周囲はきらきらして
歌いだせば,聴くものを惹きこむ
ジャン・バルジャンに守られ成長したコゼットが
素直な無垢な少女というだけでなく,
身の上に起こる出来事を理解しながら
母の血を引く凛とした大人の女性へと成長したことを
しっかり伝えています



マリウスのエディ・レッドメイン
“マリリン7日間の恋”のときも
世の中の垢に塗れていない純真な青年助監督を演じ
彼ならばマリリン・モンローが心を許したであろうと
納得させる演技でした
今回も,貴族の身分でありながら
友人たちと革命に身を投じるマリウスを
誠実さが滲み出る演技と歌声で魅了してくれました
繊細な歌声もぴったりではないかと~


























アン・ハサウェイの歌う“夢破れて”は・・・・渾身の歌声











マリウスとコゼット

マリウスが始めてコゼットに出会う路上のシーンでは
エディ・レッドメインのインタビューによると~
アマンダ・セイフライトは道の向うで変顔をしていたのだとか~~~

叶わぬ恋を革命に散らすエポニーヌ
サマンサ・バークスの歌声にも涙・・・









エディ・レッドメインは英国若手俳優の有望株~










最後にも歌われる“民衆の歌”

スクリーンからエネルギーが迸リってきます










映像を撮り終わってから歌をあてたのではなく
俳優たちが演技しながら
直接歌うという演出方法が
苦悩,刹那さ,,哀しみ,喜びのが
俳優たちの繊細な演技そのままに歌声が迸りでてきて
ミュージガルの唱法を超えて心に響いてきました~










鑑賞日;2013年1月19日