外事警察
東映らしい色調
男を描いたら~やはり東映
TV放送シリーズは観ていないので
この映画で初めて観た“外事警察”
丁寧な言葉遣いになればなるほど~
裏を感じさせる住本役渡部篤郎の演技
真木よう子は
喋り方まで蓮っ葉にして熱演
ご贔屓の尾野真千子は
抑えた演技~
韓国政府の情報組織のスパイ役のキム・ガンウは
冷徹さだけでない少年ぽさを残した演技で印象的~
物語の鍵となる科学者を演じた田中泯の
凄みのある演技
ダンサーだという彼
どこかで観たことがある俳優なのだけど・・・・と思っていたら
吉田東洋役で“龍馬伝”に出演してました~
吉田東洋の時も得体の知れなさを身体全体から発して
印象に残ってます
物語の終盤
大写しされる腕の傷
繰り返される韓国語のセリフに
ひとつのヒントがそこに
彼は全てを見通して
その上を行く
その男に騙されませんように
核兵器は持っていなくても
核兵器の部品を作っている
東映らしいメッセージも込めて・・・
鑑賞日: 2012年6月29日