その日
その日が近付きながら
ざわざわしたものが胸の奥で大きくなっていました
1年は1年ではなく
全ての感覚があの日を覚えているような気がします
職場で感じた突然の揺れは
少し前に宮城県に地震があったこともあって
絶対に宮城県沖が震源地だと確信がありました
弟や姪たちに安否確認のメールを打ち
仙台の父に電話をしても繋がらず
職場のTVをつけると
映し出されたのは襲ってくる津波の映像
届くか判らないけれど茨城の友達に
逃げてとメールを打ちました
本という本が崩れ落ち
ベッドの上が本でいっぱいだった父の部屋
あの日から父は
片付いた今も
家具の転倒もなかった居間で寝ています
あの日はあの日のままここにある
そういえばジュンスも東日本大震災の揺れを
経験したのでした
隼人さんのブログ
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